~熱風の果て~

観劇の記録

劇団ハーベストの文化祭 演劇部はまた大騒ぎ!@乃木坂スクエア

今年4月に行われた旗揚げ公演「開演します!」のDVD購入者イベントがSMEビル内のホールで催された。西日暮里以西の千代田線に乗るということすら滅多になく、「公式ライバル」の曲を聴いたことがあるわけでもなく、乃木坂という場所には、今まで縁もゆかりもなかった。由緒ある乃木希典の旧宅のたたずまいも初めて見た。ステッセルから贈られた馬を飼育したという厩も保存されていた。
第2回公演の秋葉原でのチケット発売イベントや本公演での客入り、そしてイベント当日まで本当にやるのかどうか怪しまれるほどの情報の少なさから集客も懸念されたが、40人程度は集まっていた。客はやはりアイドルヲタが中心。大手事務所が本格的な女優発掘を目指すプロジェクトにしては、己も含めて客層が悪い気もする。もし、将来の実力派女優が誕生したならば、これもいい思い出になるのだろう。
司会は旗揚げ公演で演劇部顧問を演じた永島知洋氏。8月6日に交通事故に遭って大腿骨を折ったとかで松葉杖を衝いての登場だった。松葉杖を駆使して笑いにつなげるところはさすがの芸人魂。メンバーとも気心が知れているので、個性を引き出しつつ、いじられ役にも道化にも客席への突っ込み役にもなって、和やかな空気をつくっていた。
ハーベストに「さらちゃん」が2人いることに気づいていなかった永島氏だが、己もこの間までは、「咲楽」はさくらちゃんかと思っていた。しかも、2人いると分かってからも、「さら・・・さら・・・牛窪?」と、なぜかうっしっしーさんの名前が先に浮かんできてしまう始末だった。第2回公演「一筆啓上」では、高橋さんも広瀬さんも重要や役を演じたので、もう迷うことはない。
トークショーでは舞台の裏話や特技の披露など。山本さんの「千と千尋」のカエルのモノマネ・・・はどうしても大島優子たむの「かがやくきもち」の特典映像での「千はどこだー」が田中邦衛のモノマネと共に思い出される。この当時から「似てないモノマネと変な顔」が得意技だった優子たむ。
トークショーの後は、若菜葵たんが本を書いた「開演します!」の後日譚が演じられた。第2回公演に比べると、キャラクターの個性は強くない作品だが、後日譚を見ているうちに、誰がどういう役だったかということが鮮明に蘇ってきた。
終演後は握手会で、14人のメンバープラス永島さんと握手。直接会うのはソフマップのイベント以来ではあったが、意外と顔を覚えられていた。次は年末の特別公演。ドラマの主演女優を選ぶ・・・という当初の目的はいつ頃果たされるのだろうか。