大泥棒石川幸子(劇団女神座)@高田馬場ラビネスト(2011.6)
【作・演出】相沢まくら
【出演】古河結子、森沙綾香、山川ひろみ、蒼井ちあき、荘司里穂、平野由佳、平山藍里、白岩英里子、森実咲、小田ゆかり、高岡未來、山下奈々香
アリスインプロジェクト×劇団女神座の「ももいろナースステーション」からの流れで、劇団女神座第10回公演を観劇。
この舞台でひとりの天才に出会った。瞳を忙しなく動かしながら、未逮捕記録更新中のドジっ子警官を演じていた中学3年生の荘司里穂たん。決して典型的な美人というわけではないし、写真では伝わらないが、無限に天真爛漫で愛嬌の塊。高速バスで茨城から東京に通いながらの活動を前向きにこなし続ける彼女の成長は楽しみ!
この劇は、過去に演じられた作品のスピンオフということで、かなりコメディ色が強く、主演の幸子こと五右衛門子は、ぶつぶつとセリフなのかアドリブなのか分からないギャグを飛ばし続けていた。終盤は過去の作品の登場人物が大挙乱入してきて誰が誰なのかよく分からなくなってしまったが、ストーリーを破綻させずにコメディ豊かに最後まで演じられた。
女神座は10回公演を機に生まれ変わるということだったので、次回作のお知らせを待っていたら、劇団のホームページで突然の終焉宣言。残念だが、最後だけでも見られたことに感謝すべきだろう。