~熱風の果て~

観劇の記録

AKB48(チームK)

【出演】秋元才加石田晴香岩佐美咲梅田彩佳大堀恵奥真奈美河西智美片山陽加倉持明日香小林香菜佐藤夏希鈴木紫帆里近野莉菜野呂佳代増田有華松原夏海
才加の21歳の誕生祝公演。チームKの色を決定付けるほどの強烈な個性の持ち主である才加だが、アイドル集団化するAKBの中にあっては苦しみも味わってきた。一方で、才加がK5でソロを与えられたということは、選抜とは別の基準がチームKのステージに持ち込まれる余地がまだ残っているということでもある。才能のショーケースを目指していた初期AKBの残り香を辛うじて体現している才加のことは大事にしてあげてほしい。最近は誕生祝公演でも観客が同じベクトルでステージに向かうことはほとんどなくなっていたが、今日の大きな盛り上がりは、観客の誰もが持っている才加へのリスペクトが具体化されたものだった。何とか誕生祝に参加しようとビデオレターを送ってきた佐江と優子たむに激しく反応する才加を見ていると、まるで二人もステージに立っているみたいだった。
もうひとつのお祝いがまーちゃんのケガからの復帰。3か月ぶりということだったが、個人的には半年ぶり。まーちゃんのことは、かおりんやなるると同じだけステージで見ていないことになるので、卒業メンが帰ってきたような錯覚を受けた。下手すると今日で卒業もありえるんじゃないかと心配していたが、不安を感じさせない顔と動きを見たら安心できた。ノンティに無理やり毒舌を言わされるまーちゃんがいるとMCも盛り上がる。才加の誕生祝に隠れた形になってしまったのと、時間の都合でアンコールに出てこられなかったのはちょっとかわいそうだった。
まーちゃん以外も、U15メンはアンコールは完全欠席。終演時間から逆算すると、「ハンパなイケメン」までは問題なく出られたはずだけど。わさみんのイケメンダンスを見たかった。K5はこれまでと比べると、公演時間が元々長いとはいえ、アンコールに出られないというのは考えものだ。削るとすれば台本面での破綻が著しい寸劇だが、ここでやめるというのは秋Pが負けを認めるということだし、引っぱるんだろうな。しかし、寸劇でのともーみの裸エプロンとか、めーたんMCでのらぶたんと一緒にお風呂とか聞くと、どうしてもその画像を想像してしまう。
MCのあんずあめ・りんごあめ論争では香菜が暴走して収拾不能に。たまには見たいと思っていたMCの流れだったので満足。誕生祝でも段取りを壊しておいて泣きじゃくるという暴走ぶりを見せてくれた香菜もいよいよ完全復活が見えてきた。「流れ星」では、相方がはーちゃんだと蹴りやパンチを入れられずに済むのか。