~熱風の果て~

観劇の記録

AKB48(チーム4)「アイドルの夜明け」公演@AKB48劇場

【出演】岩立沙穂岡田奈々加藤玲奈北澤早紀小谷里歩小林茉里奈込山榛香佐々木優佳里篠崎彩奈高島祐利奈土保瑞希西野未姫峯岸みなみ向井地美音村山彩希茂木忍
水曜日、帰宅していつものようにスポニチアネックスのサッカーニュースをチェックしたついでに芸能記事を見てみると、どうやら、じゃんけん大会が開催中らしい。今年もやるらしいということは聞いてはいたが、今夜とは全く知らず、Jリーグパックの恩恵でBSスカパーに合わせると、ブロックごとの戦いが半ばを迎えていた。しばらくすると、同ブロックで続けて入場したのろりんずの戦いが始まった。さっきーを下し、放送席を与党に付けたさくらたんをさっほーが撃破し、見事16強。じゃんけん大会自体には何の思い入れもなかったが、さっほーの戦いになると、善悪両方の予感でやはり心は乱れる。8強、そしてついに4強。頂上までは惜しくも届かなかったものの、精神集中から拳を差し出し、目を開けてからの驚きと喜びに共感し、やはり彼女は己にとって特別なメンバーであることを再認識した時間だった。すぐさまモバメ購読再開。
前の晩に録音した、さっほーがパーソナリティを務めたJOQR「リッスン」を半ばまで聴き、「んふふふ」の声に何度も耳を擽られてから向かうは、3か月ぶりの劇場。この前のさっきー誕生祝公演よりも悪順になることはないだろうから気楽だと思えば、まだ下があった。しかし、始まってしまえば楽しいもの。このチームには、何と言っても劇場公演の申し子であるみきちゃんとなぁちゃんがいる。この二人は、どこにいても強烈な存在感を発揮する。しかし、その存在感が浮かずにいるのは、周囲のメンバーが誰一人気を抜かずに、いまだに公演に向けた努力を怠っていないからだろう。
こみはるは硬柔織り交ぜて二人を急追している。ゆいりーの安定感は言わずもがなだ。そして、みきちゃんの後ろで踊るゆーりんやゆかるんを見よ。彼女たちも決して負けずに自分の表現を追求している。ゆかるんが吹っ切れたときの謎の破壊力を知らないわけではなかったつもりだが、踊りに全身全霊を傾けるだけでなく、MCでは積極的な発言に挙手と、常に全力を注ぐ今日の彼女の輝きには驚くしかなかった。今日のアンケートは彼女を選ぼう。
久しぶりに見て外見の印象が変わっていたのが、前髪をつくった土保さん、逆に前髪を伸ばしてなで付けたまりんちゃん、髪を染めたあやなん、そして特に何がというわけではないが、もぎちゃん。土保さんは、アイドルらしく垢抜けたように見えた。もぎちゃんは、声が可愛かったのはノドの調子が悪そうな所為だったかもしれないが、見た目や話し口がソフトになったというか、偽悪的な反抗期を卒業して彼女も大人になったということだろうか。彼女の新しい一面がこれから見られれば楽しみだ。
ゆりあぴーすさんの休演が当日に発表され、初見の機会を逃してしまったが、兼任メンバーのりぽぽさんは初めて生で見ることができた。彼女のことは、これまでじゃんけん大会のテレビでしか見たことがなかった。お守りを握り締め、視線をそらしながら強大な相手に立ち向かい散った戦い、そして直近のチワワのかぶりもので選抜まで勝ち上がった戦いの2度。関西弁でマイペースに面白いことを言う彼女のようなキャラクターがチーム4に入ると、確かに化学反応が起きる。こういう兼任であれば歓迎だ。
「女子高生はやめられない」のジャンケンは、ご祝儀でさっほーが優勝する仕掛けかと思ったら、ガチジャンケンということで、こちらでは2回戦敗退。何でもまだ1回もここで優勝したことがないというさっほー。初優勝は誕生祝で、ということになるのだろうか。