~熱風の果て~

観劇の記録

さくら学院祭☆2011@マウントレーニアホール

昨日は素通りしてしまった渋谷で、さくら学院祭に昼夜参加。マウントレーニアホールの椅子はふかふかで深く、着席すると思わずまったりとしてしまいそう。さくら学院に相応しい会場ではある。
前回のライブから変わったことは、転入生の2人が全ての曲に参加するようになったことと、部活動が日替わりになったこと。DVDつきタオルをリリースした重音部BABYMETALは今日の昼の部に登場。新宿LOFTのときとは違って、YUIMETALとMOAMETALの顔もよく見える。タオルは新宿で予約したので今日はまだ入手できていなかったが、客席から数多くのタオルが掲げられるのを見て少しだけ後悔。今回はほぼ応援団先行だけでチケットが売り切れたということもあって、フラッグ率も高かった。「イジメ・ダメ」のオープニングのYUIMETALとMOAMETALの猛ダッシュは、「ウォール・オブ・デス」というライブ会場での危険行為の要素を取り入れたものらしい。今日の会場はDUOよりもステージの横幅が狭いので、スピード感は劣ったが、クラウチングスタートからのダッシュは迫力十分。MOAMETALは重音部でヘドバンした次の日は、首が痛くて動かせなくなってしまうとか。そこまでやってこそのあの迫力・・・納得できる。部活動を日替わりにした結果、DVD付きタオルをリリースしたこのタイミングで重音部の出番が1回だけだったのはミステイクだと思う。ライブの曲数的にも、ユニットを日替わりにした分だけ純減だし。バトン部Twinklestarsも見たかったー。
夜の部で登場の帰宅部Sleepieceは、新曲「人間っていいな」を初披露。帰宅部らしくないアップテンポなアレンジ。帰宅部らしくない、とも思ったが、「めだかの兄妹」もそうだった。固いステージ上でパジャマ姿でのでんぐり返し・・・斬新だ。
序盤は寸劇を取り入れた構成で、「チャイム」→メンバー間の確執→解決→「フレンズ」とつなげる流れ。脚本は森先生が書いているのだろうか。主役は、昼の部がゆいちゃんともあちゃん、夜の部がらうちゃんとねねどん。夜の部は二人ともリアルに号泣しながらの演技。感情移入の裏には、今回の学院祭に向けて、あやみちゃんとみよっちゃんが喧嘩になったり、体調不良のメンバーが多かったりといった危機が生じたという事実がある。そんな話をした後のみよっちゃんに抱きつくあやみちゃん。爽やかで感動的な絵だった。
ねねどんのMCは今日も熱い!夜の部では、客席に向かってタメ語でしみじみと語りかけるという衝撃。さくら学院で、しかも中等部1年でこういうMCが出てくるとは全くの予想外だった。3年生になる頃にはどんなMCをしているんだろう・・・。ねねどんが自己紹介MCの順番が最後というのは、きちんと考えての配置なのかも。
新曲がTIFで1曲、学院祭で1曲、重音部も帰宅部も新曲を発表しているところに、12月にセカンドシングルの発売も決定。フォークダンスを取り入れて・・・、と聞くと嫌な予感もしてしまうが、さくら学院のことだから、「アッカンベー橋」レベルの悲惨な出来にはならないと思う。今回発表された新曲はテクノロック風で、これまでのさくら学院にはないタイプの曲。全体曲では、いかに曲調、テーマのバリエーションを増やせるかということが課題になっていたので、方向性は正しい。
ニューシングルのリリース、NTTのCMへの出演、11月には謎の「体験入学」が開催と、いよいよ売り出しに力が入ってきたさくら学院。当初のコンセプトどおりであれば、中3組に残された時間は多くないので、今年度中にどこまで勢いをつけられるか。ある程度加速度がついた状態で卒業式が行われるのが理想とは思うが、あやみ会長のいないさくら学院というのも想像できない。