~熱風の果て~

観劇の記録

AKB48(チームK)

【出演】秋元才加内田眞由美梅田彩佳小野恵令奈菊地あやか島田晴香竹内美宥田名部生来中塚智実仁藤萌乃野中美郷藤江れいな松井咲子峯岸みなみ宮澤佐江米沢瑠美
萌乃たん18歳の誕生祝公演。誕生祝は柱で表情は見えなかったが、ママからの手紙というサプライズを仕組まれてもシナリオに流されず、自己流を貫き通す萌乃たんらしいお祝いだった。他のKメンの涙腺を緩くさせる愛情にあふれる手紙に、萌乃たんは取り乱すくらいになっているだろうなと思ったので、肩を透かされた感もあったが、これが彼女の魅力でもある。しかし、締め切り前日に手紙でお母さんにAKBのオーディションを受けることへの許しを乞うた萌乃たんは、リアル「最終ベルが鳴る」だったんだな。司会を務めた佐江の、研究生、チームB時代から、萌乃たんがチームKを好きでいてくれることがうれしくて、嫌いにならないでもらえるように頑張ったという話は、K4、K5での萌乃たんとチームKの姿を思い出せばしっかりと重なる。
休演の優子たむ代役で「心の端のソファー」のセンターは萌乃たん。優子たむ、みぃちゃんの2人が休演のときは萌乃たんがユニット3曲に出演するということもあり得そうだ。ソファー衣装は、「愛の色」以上に女の子らしい上品な衣装で彼女にはあつらえ向きだ。アイドルらしさを増している萌乃たんは、チームKのセンターを任せられるところまで来ていると個人的には思う。ただ、今日は誕生祝のことが頭にあったのか、全体的に軽いパフォーマンスだったような気はした。
K公演への入場がひと月近く空いてみて、変化に驚かされたのがうっちー。ほぼ黒髪プラス編み込みカチューシャのうっちーは、2年前の萌乃たんの文章を借りれば、まさに「眞由美かわいいよう」だった。キラキラパワーすら出ていて、もし、今日己が2年ぶりに劇場に入ったとしたならば、うっちーのことをえれぴょんと思ってしまったかもしれないくらいだった。パズル前MCでは仕切りも任されたついでに、「峯岸はどう?」とさらりと暴言を吐いていた。みぃちゃん相手に暴言を吐くシーンは、前にA公演でも見たような気がする。当然言い返されて、そこで上手くリアクションを取れないところが前と変わっていなかったのは少し残念だった。上手く切り返しを受け止めて、さらに盛り上げていくことができれば、生意気キャラが生きてくるはずなんだけど。でも、今日のうっちーからは、「逆転眞由美様」に向けて確かに足を前に進めていることを感じることができた。
全国ツアーの話題が出ていて、えれぴょんの「小野恵令奈として最後のツアー」という言葉に、不意に「もしかしたらえれぴょんを生で見るのは今日が最後になるかもしれない」と思いつつも、その事実が俄かには信じられなかった。卒業発表に対しては、最初の今井優ちゃんの卒業のときのショックの大きさに比べたとき、えれぴょん卒業に対するショックの小ささに自分でショックを受けていたが、この期に及んで寂しさがこみ上げてきつつある。
今日ははじめて半分より下手側からK6を見た。佐江、才加、梅ちゃん、うっちー、たなみんといったあたりが下手が主戦場のメンバーで、これまで見られなかった場面が多くて新鮮だった。久しぶりの公演で動きにキレのあるメンバーが多かった中で、下手ではたなみんのダンスはB時代から引き続いての格別のキレ味で目立っていた。
才加は頭上に巨大なおだんごで、「明日のためにキスを」では帽子を腰に引っ掛けて出演していた。ソロ曲候補の芸名「サリー秋元」と聞くと、最近タイガースやPYGをよく聴いている己としては岸部一徳を思い出してしまうが、秋P的にも才加の背の高さにひっかけたのだろうか。才加は公演のラストで島田さんのことを「ぱるぅ」と呼んでしまった上に「ぱるる」を知らなかったという失態も犯してしまったが、全メンバーのニックネームまで把握するのはヲタでもなければ無理だ。才加は「はるかちゃんね」と納得していたけど、島崎さんも「はるか」だから解決にはなっていないな・・・
れいにゃんと梅ちゃんの2人MCは、B5のチームB推しに自分たちをなぞらえるというもの。れいにゃんの梅干し発言や梅ちゃんのセブンイレブンでの悲しい出来事への突っ込みなど、今日もれいにゃんは冴えていた。B5のCDはドンキ5階では発売当日から既に品切れだし、先々週はB5公演への初応募も当たらなかったので、本家「チームB推し」を聴くのはまだ先になりそうだ。