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~熱風の果て~

観劇の記録

なるっぺ卒業。B3での彼女は、疲れた表情で緩慢で小さく動き、MCでも周囲と話がかみ合わないことが多い、と傍目にはステージに立たせられる状態ではないと見えたので、今、この決断をしたことは大きな驚きではないが、デビューからの道のりを振り返ると、真の実力を一度を輝かせることがないまま去っていってしまうようで残念な気持ちが強くなる。3期メンバーとしては、全国ツアーに出演した二人のうちのひとり、B1シンデレラセンターメンバーの三人のうちのひとりにゆきりんと共に選ばれるなど、当初はスタッフサイドからチームBのエース格と期待されていたし、B1のDVDを見返してみると、B3での姿とは異なる、気力にあふれた彼女を見ることができる。ただ、チャンスにあふれていたB1をステップにポテンシャルを開花させていくためには、遠慮深く優しすぎる性格が邪魔をしたのかな、と思う。もっともそれは人間としては美徳なのだが。TAKADAやでぐっちゃんもだけど、地方からひとり上京してきてAKBで活動していくというのは精神的にも体力的にも想像以上に大変なことなのだろう。劇場で出される食事は牛丼やカレー、楽屋ではお菓子とジュース、疲れ果てて家に帰ればひとり・・・では体調も崩すよな。
しかし、発表と同時に卒業というやり方は、たとえ本人が希望したものだとしてもいただけない。優ちゃんのように、ファンもメンバーも本人も卒業までの1公演1公演を噛みしめることができるようなやり方が許される時代は過ぎてしまったということか。
先週はB2のDVDが発売。発売元はAKS。メジャーデビューと一部では騒がれたデフスターとの契約だったが、功罪どちらが大きかったかといえば、後者だろう。メジャーデビュー以後の展開で、少なくともAKBは芸術的には後退した。キングレコードもアイドルを芸術で語ろうという奇特な考えはなさそうだ。それでも、A4以降の曲のCD化というごく当たり前のことだけは何とか実現してほしい。
B2のDVDは、きくぢの存在が抹消されることがなくてよかった。彼女が中心メンバーとしてステージに立っていた事実も、己がB2をきくぢ一推しで見ていた事実も消してほしいとは思わないし。B3のDVDでは消されてしまうんだろうな。