~熱風の果て~

観劇の記録

AKB48(チームK)

【出演】秋元才加、今井優、梅田彩佳大島優子大堀恵奥真奈美小野恵令奈河西智美小林香菜佐藤夏希高田彩奈野呂佳代、早野薫、増田有華松原夏海宮澤佐江
己の脳内パラダイス初日!今日を迎えるまで、長く苦しい日々だった!
この前、チームK公演を見たのが11月17日。平日公演が週に1〜2回あるだけのスケジュールになり、仕事が山場に突入したところでノロウイルスの追い討ちを受け、休暇をとる気満々でいた先週の木曜は抽選を外し、ゲネプロ、初日も外し、幸運の糸はプツンと途切れてしまっていた。
「青春ガールズ」が終わると同時に突入した抽選運最悪期間は引き続いていて、せっかくの個人的初日はセンターがよく見えない状態だったが、それでも、これ以上ないくらいに満足だった!柱外側の住民にも配慮したフォーメーションになっているし、楽曲のクオリティもセカンドより上がっていると思う。
1曲目のチームKバンド。

AKBバンドが結成されたらステージは今以上にヒートアップするだろうな。チームKは楽器ができる子が多いから、佐藤夏希(G,Vo)、大島優子(B,Vo)、今井優(Dr,Vo)、早野薫(Key,Vo)といったメンバーで、やろうと思えばできそうだ。

と、10月の日記で書いた願いが、現実に目の前に繰り広げられる。練習時間も十分でなく、楽器経験のない子も多い状態から1曲を完成させたその努力が素直にうれしい。ゴングショーでなっちのギターや優ちゃんのドラムが披露されなかったのは、このステージのためだったのかもしれない。
そして、純白の雪の精・優子たむのソロ。

今は「メジャーデビューへの階段」といっても、AKB48としてのCDヒットや劇場の繁盛の次のステップは見えない。一人ずつメジャーに送り出す考えがあるのならば、チームAのサードステージでは、ソロの曲が入ってくるはずだけど・・・。

と、7月の日記で書いた願いが、現実に目の前で繰り広げられる。AKBの当初のコンセプトからすれば、エース級のメンバーには、どんどんソロを与えて、ソロで劇場を魅了できるところまで行けば、もう劇場は卒業でもいいんじゃないかと思う。そして、優子たむは、そのレベルまで近いところまで来ていると実感した。今日の時点でも、完成度は高かったが、これから更に表現力が上がっていくと思うと楽しみで仕方がない。
そして、「マリア」。

ハードロック!衣装が格好よすぎ。欲をいえば、めーたんを着ぐるみ隊で萌え要員にして、キュラをこっちにもってきてほしかった。

と、セカンド初日に感じた願いが、形を変えて目の前で繰り広げられる。いくらピンクが好きでも、女の子らしい性格でも、梅ちゃんは黒い衣装が似合うし、ハードな曲が似合う!ヒザの怪我が再発ということで、再びフルステージをこなすことができなくなってしまった梅ちゃんだが、最大の表現手段の激しいダンスを封じられることで、逆に表現力を高めることができるんじゃないかと期待したい。よく、マンガでは必殺技を封じられることで眠っていた才能が目覚める、なんてシーンがあるしね。
めーたん萌え要員は、「クルクルパー」で実現!この曲は「脳内パラダイス」最大のミラクルだ。秋元の才能は涸れてはいなかった。そろそろAKBの曲も、パターン化された、以前の曲の亜流のようなものしか出てこなくなるんじゃないかと危惧していたところだったので、こういう常識外れの新曲が飛び出してきたのは素晴らしい。魔法少女系の衣装も最高!ナッツミーたむカワユス。この衣装で握手会やってくれないかな・・・
「ほねほね」だけが、このステージの汚点。えれぴょんにステージで「ほ〜ねほね」やらせることが成長につながるとは、とても考えられない。
高身長4人組での熱いナンバーは壮観。「ベルばら」をよく知らない己としては、「アニメ三銃士」のアラミスをまず想起する。なっちの見せ場が多くて大満足。
いろいろな想いがあふれてくる卒業ソングでは、早くも気持ちが高まってしまった。舞台上のなっちやともーみたむが泣いてはいないか心配になるような、感動的な曲だった。
アンコールもとにかく熱い。「シンデレラ」で終わるより、今回の「草原の奇跡」で終わる方が、断然、余韻が大きい。男装の麗人といった趣の衣装もいい!優ちゃんの帽子姿は最高に似合う。改めて、チームKと巡り会えたことの奇跡に感謝しながら、終演となった。これが、今のチームKとしての最後のシリーズになってしまうのは残念でならない。
そして、チームAにも激震が走る。4人のメンバーがチームBへ・・・。20人の合格者がすでに14名までに絞られている、ということは、お披露目から4人も脱落してしまったのか。無理に48人にしようとしているのなら、合格者にとっては酷い話だ。それに、チームBに、既存のファンがついているメンバーが4人も加わることが、どう影響してくるかも心配。逆に、Bに行く4人にとっては、大きなチャンスだと思う。