反重力ガール(劇団ハーベスト)@SPACE107
【脚本】田中大祐、【演出】中村公平
【出演】加藤梨里香、山本萌花、松永ミチル、布施日花梨、広瀬咲楽、青山美郷、望月瑠菜、久保田紗友、宮武佳央、高橋紗良、弓木菜生、川畑光瑠、鈴木悠巴、ROLLY、錦織純平、鈴木優介、濱田龍司、茂木淳一、楠世蓮、大森謙治、徳光和夫劇団ハーベストの第5回本公演。地方組や受験生もいる中で、多少のメンバーの卒業・加入を経たハーベストは、ウッディシアターでの旗揚げ公演から、ちょうど2年。定期的に公演を打ち続け、演劇のプロである共演者から「化け物集団」という賛辞を受けるまでになった。
1年前の「位置について!」と同様のバンドもので、共演のROLLY氏をメンバーに加えての生演奏が行われ、会場は盛り上がった。ROLLYと聞いてもピンと来ないが、「ローリー寺西」といえば懐かしい名前だ。高橋さんは、バンギャっぽく、今回も濃いメイクなのがちょっと残念。久保田さんと宮武さんの年少組も大人びてきていて、冒頭では誰が演じているのか判別できないくらいだった。正統派女優の青山さんのコミカルな演技はやり切っている感じが素晴らしい。今回は、宮武さんが関西弁キャラだったが、青山さんの本場の関西弁キャラも見てみたい。望月さんは、今回も少し不思議ちゃんが入ったキャラクター。彼女のショートカットはよく似合う。見るからに柔らかそうなほっぺたは芸術的ですらあり、その頬がくしゃっと緩む瞬間が見たくて、彼女が舞台にいると注目せずにはいられない。