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~熱風の果て~

観劇の記録

カタチを変えたい人々・・・(劇団たいしゅう小説家)@大塚萬劇場

【脚本・演出】大滝裕一

【出演】早田剛、田中伸彦、騎田悠暉、鷲見亮、阿部ぽてと、真京孝行、矢野義人、天童なこ、阿久澤菜々、乃木太郎、原田里佳子、橋本祥平、片田健太
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萬劇場での観劇は2回目。会場に入ると、BGMとしてチアチアの曲が流れ、しばらくすると原田さんのカゲアナが始まった。何となくBGMに違和感があったのは、チアチアの曲をCDで聴いたことがなかったから。基本的に非アイドルヲタである己がチアチアの現場に行くことは、昨年春のDVD発売イベント以来ないが、原田さんのことはずっと気にかけていた。
若い女の子中心のものではない舞台を見るのは久しぶりになるが、やはり劇団員の皆さんの演技力であったり、場の転換の際の動きであったり、差を感じるところは大きい。しかも、「身体の機種変」という設定は、いかようにも料理できる万能の食材。3つのショートストーリーが繰り広げられ、コメディからシリアスへと次第に移行し、それが最後にひとつにまとまる。少しの皮肉と警句を込め、食材の持つ豊かな風味を生かす展開となった。
原田さんは女子高生の身体に2つの人格を交互に埋め込み、実質ひとり二役。しかも役の一つは63歳の教師がロリコンが高じた挙句に女子高生の身体に機種変したという設定で、言葉遣いも変わるという難しい役だが、しっかりと笑いのとれる演技をしていた。セーラー服が微妙に似合わないのは、20歳という年齢よりも彼女の個性によるものだろう。セーラー服より狐皮のちゃんちゃんこが似合うアイドルというのは貴重な存在だ。