~熱風の果て~

観劇の記録

「僕の太陽」公演@AKB48シアター

【出演】阿部マリア伊豆田莉奈市川美織入山杏奈、岩田華怜、大森美優加藤玲奈川栄李奈小嶋菜月サイード横田絵玲奈鈴木里香高橋朱里竹内美宥中村麻里子森川彩香山内鈴蘭
4年半ぶりくらいに「僕の太陽」公演に入場。チーム4発足後のものは一度も見ずに終わるかと思った。本当はなっつんとわかにゃんの2人が揃うのが理想なんだけど、2人が揃って「僕の太陽」公演に出演する機会というのはそれほど多くない。
己にとっては暗黒の時代と言えるひまわり組時代。「僕の太陽」公演といえば、チームでも何でもないひまわり組を何とかまとめ、2ndメンバー中心の公演を盛り立てようとしていためーたんの頑張りばかりが印象に残っている。結局、ひまわり組の「表メン」のうち4人がAKBを卒業し、「2ndメンバー」のうち4人がAKBに残っているというのが痛ましい現実だ。
セットリストだけ取り出せば、H2はクセが強すぎて嫌いな曲が多くて評価が低いのに対して、H1はクセがなさすぎて語る材料がないくらいに毒にも薬にもならないという意味での低評価となっている。自己紹介までに実質3曲しかないし、「竹内先輩」で高まった気持ちもその次の2曲でしぼんでしまう。アンコールの「BINGO」、「僕の太陽」というシングル曲頼みでどうにか帳尻を合わせる。久しぶりの「僕の太陽」公演に向けてDVDを久しぶりに見てみたが、印象は変わらなかったし、今日の公演でも覆らなかった。
9期以降の混成チームとなった今日のメンバー。通常公演初見は、「ロマンスかくれんぼ」でおなじみの大森さん、サイードさん、岩田さん、りかちゃん、朱里たんの5人。まだ13歳という岩田さんは帝王の相の持ち主。これで13歳とか、この時期にAKBに入ってきて果たしてよかったのか疑いたくなるほど。11期生以降が今後どういう処遇を受けるのか全く分からないが、間違いなく何者かにはなるだろうと思えた。まえあつカットでエースポジションに座る朱里たんもまだ14歳。この子も既にアイドル性は十分だった。
自己紹介MC、お題はよかったと思うんだけど、恐ろしいくらいに盛り上がらない。チーム公演だと、茶々を入れたり、マイクを通さずとも突っ込んだり、隣のメンバーと話したりしているものだが、今日はそういうところが全く見られなかった。4つもの期が混在して、しかもチームメンバーと研究生が混ざっている公演の難しさもある。
仕切り役も務めてMCで奮闘していたのがみおりん。喋りも踊りも一見して一生懸命さが見えるのがいい。いじられ役だけで終わらない、それぞれの良さを引き出そうと仕切る彼女の姿は心強く映った。今日のMCパートはみおりんと中村さんの2人でもっていた。
「LAY DOWN」はさすがにこのメンバーだと厳しい。積極的に女王様的に演じていたのは、鈴蘭たんと岩田さんくらいかな。少しでも危険な香りを味わえたのはよかった。
「GIVE ME FIVE」はサポートメンバーとして、「蜃気楼」の作曲者としておなじみの宮島さんと、ドラムでカメラマンさんが入っていた。ドラムといえばあーやろいどさんと思っていたので何故サポートメンバーが入るのかと訝しく思っていたら、彼女まだ16歳に3日足りないのか。これは驚き。生演奏もハイタッチも少人数になってしまう。高速化が止まらないハイタッチは、行われるようになった理由というのは既に忘れ去られ、ただ整然と退場するためのみにあるようになって久しい。将棋倒しの恐怖を感じることがなくなったのはいいことだが、整列退場のためにメンバーを動員する必要はもうないと思う。