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~熱風の果て~

観劇の記録

「目撃者」公演

AKB48 AKB48-チームA AKB48-チームA-A6「目撃者」

【出演者】岩佐美咲多田愛佳大場美奈大家志津香片山陽加加藤玲奈川栄李奈倉持明日香中田ちさと仲谷明香平田梨奈藤田奈那前田亜美松原夏海光宗薫森川彩香
抽選対象内だったはずが入場方式がいつの間にか変わっていて対象外のラスト入場となり、階段でぐったりしているともーみの横を通りながら無念の退場・・・という悪夢から目覚めて向かった今年2回目となる劇場公演。夢のようなことはなかったが、目撃者公演とは入場抽選の相性が一貫してよろしくないことに変わりはない。
ミニスカートの妖精」は、13期と思われる研究生3人が登場。いちばん背の小さい大島さんは覚えたが、他の2人の名前は公式サイトのメンバー表を見ても思い出せない。K6公演での「檸檬の年頃」は1回でも見ればだいたい顔と名前が一致するようになったものだが、今日に限らず「ミニスカート」は誰が演じたところを見たことがあるのか記憶が定かでない。台詞パートも含まれ、一人ひとりの情感を表現する機会のある「檸檬の年頃」の方が研究生に歌わせるのに適した曲だと思う。
通常公演での初見となるのが、11期のあーやろいどさん、12期のひらりー、13期の薫きゅんの3人。6月の「見逃し」のK3で「友よ」のドラムを叩いていた少女はあーやろいどさんだったらしく、今日の「GIVE ME FIVE」でもドラムを担当していた。6月には直後にめーたんが拝借した自己紹介は、今日ははーちゃんが早速に拝借して、「はーちゃんろいどは好きですか」なんてやっていた。
ひらりーは黙っているとアイドルらしくもない普通の女の子のように思えるのだが、一言喋りだすと一瞬で彼女の周囲が別世界のように照らされる。その光に照らされると、彼女がまるでこの世に存在していることが奇跡である妖精のように見えてくる。今後、日本での生活が長くなっていくと次第に浮世に馴染んでいくと思われるが、それも何だか惜しい。
何かと話題の薫きゅんも、貫禄ある外見ながらも劇場デビューは緊張した面持ちで研究生らしい初々しさを見せ、年相応の純粋さを持っていることが垣間見えた。他の13期生との待遇の差というのはどうやっても否定はできないし、それが劇場公演デビューの時期にも現れるというのは違和感もある。そもそも才能さえあれば形式的な下積みはさせるべきではないというのが己の考えだが、形式のために塗りこめられるものがあるのであれば話は少し異なる。
11期研究生のりっちゃんは「炎上路線」に紅衣装で登場。しーちゃんともども焔が燃え上がるイメージは見えなかった。この曲であきちゃさっしーペアに勝る炎上感、コントラストを出すのは難しそうだ。りっちゃんは、この曲に限らずに、常に伏目がちなのがもったいない。
今日のメンバーだと、公演の中心となるのがはーちゃん。重量感不足が否めないメンバー構成の中で、表情をしっかり使って曲世界を表現できていたのは彼女くらいのもの。これを全員ができるようになればどんなメンバーでも質の高い公演が実現できるようになると思うが、チーム制でもなくなった劇場公演ではそれは難しいのが現状だ。「愛しさのアクセル」の殺陣の迫力は増し、歌唱にも気持ちが籠もっていたが、如何せん曲と振り付けと衣装と歌唱がどう頑張ってもミスマッチ。この曲をA6のソロ曲として選んだことはベストの選択とは言えないだろう。
らぶたんはリラックスした表情と振る舞い。彼女の悪い癖として、時折集中力を欠いたり、力を出し切らなかったりということがあるが、今日のリラックスの仕方は手抜きとは明らかに違っていて、年を重ねて表現力を一歩高めたような印象だった。「腕を組んで」、「☆の向こう側」という浮遊感のある曲のイメージにもシンクロしていた。それにしても、もっちぃ、ちーちゃんも擁する「☆の向こう側」の幸福感は凄まじい。もっちぃは、目力を抑え気味のメイクで、いつもとイメージが少し違って見えた。わさみんもだいぶ柔らかくなってきたとはいえ、まだ彼女たちには及ばないんだよな。
わさみんは巻き髪ツインテール。己の中の彼女のイメージといえばいまだツインテールなので、しっくり来る髪形。MCの仕切り役も勤めていて、随所に面白い発言もしているのだが、もう少し「司会」の意識を持って、客席に向かって言葉を伝えることに気を遣えるようになればよいのだけど。「GIVE ME FIVE」ではシェイカーからリードギターに「出世」。彼女の引きつった困り顔を見たのは久しぶりのような気がする。それほどの余裕のなさだったが、演奏自体は最後までやり通せていた。