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~熱風の果て~

観劇の記録

鏡に映らない女 記憶に残らない男(企画演劇集団ボクラ団義)@SPACE107

演劇 演劇-2012年
【作・演出】久保田唱

【出演】桜田聖子、沖野晃司、真凛、塩崎こうせい、酒井瞳、竹石悟朗、齋藤彩夏、大神拓哉、大野清志、竹花久美、春原優子、結束友哉、添田翔太、平山空、高橋雄一山田健太郎、糸永徹、野中美智子、福田智行、内田智太、福丸彩乃、中村宜広、大音文子
昨年末のアリスインの舞台「ハイスクールミレニアム」で興味を持ったボクラ団義の公演を観劇。前説で登場した演出・脚本の久保田氏は想像以上に若い。「ハイスクールミレニアム」には、ボクラ団義団員の平山さんが出演していて、アイドルの中に混じると浮いて見えたものだが、今回の舞台では若い女性役でしっかり馴染んでいた。
主要登場人物の多くが舞台上の時の経過とともに役者が入れ替わることで、真実を容易には白日に曝さないので、常に情報を整理しながら見ることになり、自然とストーリーに惹きこまれた。
己の場合、サスペンスもの、推理ものには、小説でも演劇でも馴染んでいないので、誰が犯人なのか推理しながら、という見方はできない。結局どんな結末でも、はあそうですかと受け入れることになってしまう。この舞台は、所属劇団員にゲストを加えた大所帯の登場人物たちを破綻させずに緻密な構成力で整理しており、役者の演技力にも何の不安もない。完成度の高い舞台なのは間違いないが、終演後に心に残るものが少ない。なぜというに、己が舞台観劇に求めているものは、完成度ではなく、心を揺さぶる人間や人外の生き様だからだ。それと頑張る女の子。
先月末に続いてその姿を舞台に見ることとなったアイドリング酒井さんはアイドル女子高生役。ソロ歌唱もあったけど、アイドリングでは歌唱担当ではないのかな。スタイル良いし、凛とした顔立ちだし、喋らないか演じていれば絵に描いたような芸能人だ。担任教師が彼女のヲタという設定なのだが、いまどきバンダナにリュックとか、好きなアイドルを「たん」付けで呼ぶとか、設定が古典的すぎるでしょう。