~熱風の果て~

観劇の記録

地球に堕ちてきた男(MOSH)@空間リバティ

【作・演出】まつだ壱岱

【出演】図師光博、田所治彦、酒井瞳、安達雅哉、中村まい、江川敦
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ASSHの壱岱さんと男性役者2人が組んで旗揚げした演劇ユニットのファースト公演。2週間前のゴブリン氏の舞台が上演されたGEKI地下と同じビルの4階の小劇場が会場となっていた。関係ないが、ゴブリン氏は今日はまみょんイベントの司会を務めていたらしい。
舞台は、ショートコメディのオムニバス。特に統一的なテーマはなかった。一応、メインとなっていたのが「ウリトリマン」というヒーローもの。途中、幕間に出演者による即興芝居コーナーを挟んで、ハートウォーミングなショートストーリーも交え、軽快なテンポで進んでいった。旗揚げということもあって、方向性は定まっておらず、実験色が強かった。まだまだこれからかなー。回数を重ねていくうちに次第に個性が融合した色が見えてくることだろう。
田所くんは幅広い役柄を演じただけではなく、即興劇やトークでの機転を見ても天才肌の芸術家というイメージ。安達くんはノドを痛めてしまっていたが、精一杯かすれ声で演じていた。
アイドリング酒井さんは、昨夏のTIFで司会をしているところを見て以来。訛っている人という印象しかなかったが、即興劇ではかなり他の出演者に恐れられている様子。本能のままに動くので、苦労して張りかけた即興ストーリーの糸を切って回るためらしい。今日の即興劇でもその破壊力を見せ付けていた。