~熱風の果て~

観劇の記録

BIG 風OURCE LIVE 2011〜風凛華賛〜@Shibuya O-EAST

一度は行ってみようと思っていた風男塾のライヴに初参戦。さすがに他のアイドル現場と比較すると女子率が高い。
今年、メンバーの卒業があって6人組となり、秋にリリースしたシングル「Love Spider」には何の方向性も見えず・・・。先行きが怪しいかと思っていたところ、大阪から愛刃健水くんと、雪村涼真くんの新メンバー2人が加入し、8人組での再出発となった。
同時に、長谷川愛たん、福見真紀たんの2人が加入した風女シスターズは、活動休止という情報があったので、解散するのかと思っていたが、音楽活動を休止するだけで、グループとしては存続するらしい。新メンバーが加入したとはいえ、崖っぷちの状況にあると思われるこのグループが上を目指すために、風男塾に活動を集中していくという決断は間違ってはいないが、風女シスターズが見られなくなるのも惜しい。
一度見れば忘れないインパクトがある風男塾。そのかわり、どうしてもイロモノ感がついて回る辛さで、ブレイクは容易ではないかもしれない。しかし、楽曲やパフォーマンスのレベルからすれば、時さえ得れば突き抜けるだけのパワーは十分に備わっていると思う。長年やっているだけあって、ステージ上も客席も安定感は抜群。その空気が、はじめてライヴに入る己にも心地よく感じられた。この安定感が逆に上昇の勢いを感させない理由でもあるが、新メンバーの加入という刺激を受けての変化に期待は持てそうだ。新曲「風一揆」も、「Love Spider」の停滞感を振り払う力強さがある。
今日は、前半が風女シスターズ、はなわ氏と新メンバー2人のMCとドッキリ企画の上映を挟み、後半が風男塾となる2部構成で、まさに2度おいしいライヴだった。これが風男塾だけになると、肉ばかりで野菜がないといった感じになってしまいそうな気もする。初めてBIG 風OURCE LIVEへの参戦を決めたタイミングが、風女シスターズの最後のライヴだったというのは幸運だった。
福見真紀たんのことは、夏に博品館劇場で上演されたアリスインプロジェクトの「ライン」で、一度見ているはずだが、バレー部員役としての印象は残っていなかった。この舞台には、きゃんちが日替わりゲストで出演していたけど、ダブルキャストの関係で、真紀たんとの共演はなかったようだ。これまでの風女シスターズにいない妹アイドルタイプなので、風女シスターズのメンバーとしての活動を見られないのは残念。