~熱風の果て~

観劇の記録

アイドル横丁祭@渋谷公会堂

非アイドルヲタには敷居の高いイベントである「アイドル横丁祭」に、ドロシーが出演ということで渋谷公会堂へ初入場。本当は渋谷に行く前にまりやんぬ主演の「こっくりさん」を見るつもりだったが、あえなく寝過ごして断念。
オープニングアクト1番手は、元研究生を擁する、正統派フリフリアイドルの愛乙女DOLL。7期生のデビュー時は劇場から完全に離れていたので、彼女のことを見るのははじめて。名前が変わっても、愛称は「みーたん」なのね。嗄れ気味の喉を押して、センターで頑張っていた。
2番手は仙台産エンタメガールユニットのビーフラット。ドロシーの「LIFE GOES ON」に加え、アイドルストリート生とコラボで「冬の桜」もやっていたけど、彼女たちの実力を考えると、オリジナルの新曲があってもいい頃合だと思う。
prediaは、イメージ的にはSDNに近いのかな。SDNも見たことないから、近いのかどうか実際のところは分からないけど。衣装を含め、セクシーさの押し売りをしないところが好印象。
ストリート生は、子供っぽい外見のメンバーが多かったが、小学生は一人だけ。ルックスのレベルは高かったけど、楽曲は特に印象に残らなかった。
アフィリアはTIFでちょっとだけ覗いて以来。コヒメたんのインパクトがやはり強烈。アイドルシーンにおいては不世出のキャラクターだし、もっと一般に訴求してもいいと思うんだけどな。今日はメイリたんのコケティッシュな魅力にも目が奪われた。ただ、今日の選曲にはがっかり。アイドル路線より魔法路線を極めてほしいというのが己の希望。
福岡のLinQも、小さい子が圧倒的に目立っていて、それを生かしたフォーメーションが見られた。その悠未たんも、コヒメたんと同じく140センチ。センターも務まるマスコットキャラクターを擁するグループは、それだけで大きな強みがある。
冬らしい衣装で登場したドロシーは、バックダンサーを引き連れて、「デモサヨナラ」、「ソウル17」、「冬の桜」、「見ていてエンジェル」、新曲「HAPPY DAYS」の5曲を披露。今日の出演グループの中に入って見劣りがしないどころか、メインに近い位置までのし上がってきたドロシーは、今日も心あるアイドルヲタの心に訴えるところがあったようで、大きな盛り上がりを見せていた。最近、下に貼り付けたようなドロシー初期やドロシー前史の映像をよく見るている。己が知らなかっただけで、以前から高いレベルのパフォーマンスを見せていたことが分かる。美知代たんの歌声を聴いていると、メンバー交代がグループの根底を揺るがしかねない出来事だったということも分かるが、それを乗り越えて新たなグループ像をつくり上げた今のメンバーたちは尊敬に値する。
ドロシーに続いては東京女子流。名前は結成当時から知っていたが、実際に見たり聴いたりするのは今日がはじめて。エイベックスというだけでお高く止まっているような先入観を持ってしまっていたが、それは完全に覆された。親しみやすさとハイレベルな歌唱とダンスとの同居は、今日のラインナップの中でも圧倒的な個性。近いうちにCDも買ってみよう。