~熱風の果て~

観劇の記録

2011 STEP ONE Showcase@仙台Rensa

禁断の東北遠征第2弾。3部構成で、1部はジュニアたちによるパフォーマンスの発表会、2部はガールズユニットたちのライブ、3部はドロシーリトルハッピーライブ。浦和美園でこの発表会のことを美杜たんから薦められたときは、ドロシーも数多の出演者のひと組の扱いで出演時間も短いだろうと乗り気でもなかったが、プログラム発表後は俄然楽しみになってきたところだった。
東北新幹線の車窓からは、地震の被害よりも先日の台風の被害が目に付く。栃木県から先は、ブルーシートで屋根を覆った瓦葺の家々が多くなる。仙台駅まであと僅かで到着というところで地震で停電。仙台の街は変わった様子もないが、やはり少し長い時間軸で見ると、いまだに災害の只中にあるのだということを思い知らされる。
仙台駅で下りるのは意外にも今回がはじめて。ひと月少し前、TIF初日でドロシーの出番があの場所、あの時間でなかったならば、仙台に来ることもなかったのだから考えてみれば不思議なもの。
参加を決めたのが遅かったため整理番号がかなり大きかったので、開場にはこだわらずに第2部が始まる頃を見計らって会場入り。ガールズライブは、ステップワンが誇る小学生、中学生の実力派集団が続々と登場し、層の厚さを見せ付ける。ドロシーのメンバーたちもこういう道を経て、選抜されて今の姿があるのだから、実力が伴っているのも当然ともいえる。
ガールズユニットは、事務所の色がそうなのか、アイドルというよりはアーティスト指向。歌やダンスの実力が高い女の子たちが綺羅星の如く上がってくる。14歳のマイナの実力と迫力とアジテート力と貫禄は末恐ろしい。一方で、これぞアイドルという子はなかなか出てこない。美杜たんのような天賦のアイドル性を持った子がゾロゾロと出てきたらそれはそれで恐ろしいけど。
トリを飾るドロシーの出演時間はたっぷり50分ほど。新衣装はオズのドロシーをイメージしたという赤いヨーロッパの民族衣装風のもので、可憐さが引き立つ。これからの季節には合いそう。曲は8曲プラスアンコール。「Hi So Jump!」は珍しくダンスリミックスバージョンだった。今日はリーダーのおだんごガール佳奈たんの気合が凄まじかった。美杜たんはこの衣装になっても豪快なジャンプでおへそが見えていた。
ドロシーのヲタは一見無秩序のようで統制がとれているところがあって、メンバーの煽りに応じて一斉に立ち上がったり、バラードでは一斉に座ったりと、ライブというものを知っている動きを見せていた。
Rensaのステージは高くて見やすかったし、充実した内容だったし、仙台まで来てよかった。そしてクリスマスイブにはワンマンライブ「ドロシーとあなたのクリスマス物語」の開催が決定!2か月後、またこの場所に戻ってくるしかなさそうだ。