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~熱風の果て~

観劇の記録

「シアターの女神」公演

【出演】小嶋菜月名取稚菜仲俣汐里永尾まりや入山杏奈島崎遥香竹内美宥鈴木まりや小森美果宮崎美穂近野莉菜伊豆田莉奈加藤玲奈川栄李奈小林茉里奈藤田奈那
当日まで、2日通し券を買っていたTIFとの兼ね合いで迷っていたものの、結局、秋葉原の昼公演への参加を選択。
ロマンスかくれんぼ」は、この前の「シアターの女神」初見時と同じく大森さんが登場。わらべ歌風の歌詞とメロディーは、狙いすました人工的な印象を与えるという危険性と隣り合わせだが、彼女の場合は、台詞の回し方や身体のねじり方が曲の世界が織り成す素朴な雰囲気にぴったりだ。
Bメンが4人だけというメンバー構成で、公演への通常出演を見るのが初めてのメンバーが、しおりんをはじめ5人いた。
りっちゃんは、まりやんぬの推しメンらしい。自己紹介MCで、まりやんぬが彼女に鏡役をやらせようとしたときには嫌な予感しかしなかったが、予想どおりグダグダに・・・。薄幸そうな雰囲気の持ち主で、中学生のように見えたが、高校2年生。ハキハキした喋り方を聞くと、薄幸そうなイメージは覆される。
まりんちゃんは、メンバー紹介ページから耳が印象的だったので、今日もすぐに分かった。声も特徴的。曲中ではかなり動けていた印象だった。
この前の公演でともーみの再来のような印象を受けたともーみポジションで出演のなっつんは、遠慮せずに自分を表現しているところがいいね。悲壮感の影がステージに表れることも珍しくないAKBのステージにあって、公演を楽しんでいることが何にもぶつからずにストレートに笑顔に表出されていることは表情を見れば分かる。MCを回す力もありそうな感じ。「チームB推し」での決め文句「なついちゃうぞ」は破壊力十分。
わかにゃんの笑顔には今日も癒される。根性があると自負する彼女には、消耗を強いられることなく頑張ってほしい。ソロ曲では劇場の中に涼やかな秋風が吹いているかのような錯覚に陥らせ、それで初めて曲名が「夜風の仕業」であったことを思い出させるくらいの空気をつくり上げていた。根性がある割に5分の距離でもタクシーを使うというわかにゃんお嬢様・・・
しおりんは単純に小さくて丸顔でかわいい。細いウエストをきびきびと動かすダンスや、前歯が目立つ笑顔を見ていると、彼女が学歴だけで昇格したのではないことが理解できた。
まりやぎさんは顔が薄くなったような印象。己はナチュラルな方が好きなので、これは良いイメージチェンジ。表情はずいぶんと柔らかく、動きはダイナミックになっていて、成長を感じ取れた。これならもう「やる気なさそう」と思われるようなこともないだろう。
己がぱるるさんの通常出演を見るのは、記憶が正しければ2009年以来。不安定な危うさを纏う彼女のことはどうしても心配しながら見てしまう。序盤はどうなることかと思わせることもあったが、アンコールに入ってからは完全に波に乗った。彼女が気分よさそうに演じているさまを見るだけで満足感を感じてしまう、というのも彼女が持つ魅力によってなされることなのだろうか。
「シアターの女神」公演の中でいちばん好きな曲は、ユニットの「嵐の夜には」。本日出演のBメン4人中3人が集中したこの曲は、己が憧れる破滅的でドロドロとした愛の形が粘っこく絡まりついてくるのが魅力だが、演じているメンバーの表情は大きく崩れない。公演全体の印象としてもこの点が引っかかる。
真顔以上の表情をつくって演じているメンバーを探しても見つからないのだ。この公演がはじまって1年以上が経過していることを考え合わせると不満が残る。まりやんぬなんかは、ここが改善されると印象がだいぶ変わると思うんだけどな。あんにんがかなりいい線行っていて、あともう少し頑張ってほしいというレベル。みゆみゆはK公演での優子たむ代役での躍動ぶりからすると、この公演での表現力はまだまだ物足りなかった。
アンコール3曲の後は「フライングゲット」が演じられた。広告はとにかくどこの駅でも目にするけれど、実際に聞くのは今日のこの機会が初めて。看板どおり、オリエンタルな要素が含まれる曲調。スタンドマイクをダイナミックに使う動きを見ているとなかなか面白い。わかにゃんは最後、マイクの柄に行く手を阻まれてリンボーダンスのようになってしまっていた。