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~熱風の果て~

観劇の記録

Stranger than Paradise〜深愛〜(アリー・エンターテイメント)@池袋シアターグリーンBOX in BOX THEATER(千秋楽)

演劇 演劇-2011年
【脚本・演出】春間伸一

【出演】内田理央黒田有彩フォンチー倉田瑠夏高見こころ、栞菜、乃下未帆山口沙紀
結局5公演も見ることになったこの舞台。笑いと落ち着きと緊張感がほどよくミックスされた落下G以来の雰囲気は、アイドル中心の演劇にあっては異色なものだった。
千秋楽は、のしたんの武器がペットボトルからハリセンに。殴られ役の理央たんはリアルにびびっていたけど、ペットボトルよりは痛くなさそう。最後の挨拶では、のしたんがお詫びにと自ら殴られ役を志願し、理央たんから叩かれていた。
今日の南役は山口沙紀たん。キャバ嬢らしさはいちばん薄かったが、麗子役との二役掛け持ちを変則的に務めることになるという緊急事態を乗り越えて、南役初日にして千秋楽を迎えた苦労を思うと尊敬する。
演出家の春間さんはくろありたんに引っ張られて客席から舞台上に。「落下」のときは、ともちゃん演じるまみりんから派手なサングラスをひったくって隠した顔は、今日は千秋楽限定の小道具として仕込まれていたフォンチー写真集で隠していた。隠す方が恥ずかしいと思うのだが・・・。演出家が若い出演者からいじられたりキレられたりしつつ、尊敬されるというのもいい関係だと思った。
理央たんとくろありたんという、メインキャスト2人の素直さ、独特の空気感も、この舞台の温かさを決める大事な要素だった。「落下」の千秋楽で号泣していた姿も記憶に新しい理央たんは、座長としての重責を担ったこの千秋楽もやはり号泣。スケールの大きなコメントで締めくくってくれた。くろありたんは今回が「落下」以来2回目の舞台ということだったが、彼女の女優としての才能を発掘したというのもこの演劇カンパニーの功績と言ってよいのではないだろうか。
大戦中の日本を舞台にした次回作の制作が来年1月に予定されているとのことなので、楽しみに発表を待ちたい。