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~熱風の果て~

観劇の記録

AKB48(チームK)

AKB48 AKB48-チームK AKB48-チームK-K6「RESET」

【出演】秋元才加市川美織内田眞由美梅田彩佳大島優子金沢有希菊地あやか島田晴香田名部生来中塚智実仁藤萌乃野中美郷藤江れいな松井咲子横山由依米沢瑠美
チームK最年少メンバー、れいにゃんの17歳の誕生祝公演。
長い手足を柔らかく操りながらのダンスや笑顔の安定感が光るれいにゃん。モバメでは、「うぇーい」「にょーん」「あひゃあ」と、独特の表現を駆使しつつこちらも安定。まいまい、えれぴょんの卒業や選抜落ちなど、簡単に乗り越えられない経験もしているはずなのに、負の面を一切見せないれいにゃんのメンタルの堅固さは想像以上のものだ。彼女の魅力は、失ってはじめてその存在の大きさに気付くような性質のものであればこそ、きちんと評価してあげたい。
誕生祝で司会を務めた優子たむも、言葉で表現することが苦手なれいにゃんの性質を理解する良き先輩だ。感動的な手紙の最後で「変幻自在のエンターテイナー」を僭称した「ぱぱにゃん」ことれいにゃんパパは優子たむ推しなのかな。
生誕委員が配布したサイリウムの巻紙にれいにゃんの魅力をアピールする文章が並べられていた。劇場公演がファンにとって遠い場所になりつつあり、入場者の中には彼女のことをよく知らない人も少なからずいるかもしれないということを考えると、ファンの側からメンバーの魅力を伝えていく試みとして、すごく好感が持てた。
個人的には、この1年は、公演で見る機会が増えたり、初めて握手会に行ったり、初舞台の「浅草あちゃらか」を観劇したり、AKBものとしては唯一2011カレンダーを購入して部屋の壁に貼ってあったり、れいにゃんに対する心理的な距離が近づいた1年だった。
チーム再編から1年近く、メンバーの思いとはうらはらに、新チームKが強制的に死に体のような状態にさせられてしまったことが、今日の公演に悪影響を及ぼすことが心配されたが、取り越し苦労だった。「失敗」の一言で片付けることができない力が今のチームKにはあると信じたい。その力を見せ付けることが、「RESET」という曲に対する、チームKメンバーの答えになるはずだ。
優子たむの姿を見るのは今年に入って初めて。序盤から、普段は真顔で演じられていた場面が笑顔に置き換えられていった。目を細めるほどの幸せそうな笑顔がこれほど多く見られるのは珍しい。強靭な脚力を生かして、下半身を使って小さい身体を弾ませる優子たむが劇場にぶつけるエネルギーは衰えを知らない。それが大事なものからの逃避を意味してはいないか、AKB在籍が5年を迎えようという優子たむが道を失っていないか、心配になることもある。しかし、劇場でその姿と相対している時間においては、そういう一歩引いた目線など全く意味をなさない。ただ彼女の迫力に圧倒されるのみ。
優子たむの動物なり切りは、ゴキブリだと思ったらドブネズミ。相変わらずこういうことを何のためらいもなくやり切るのはさすが。ヤギさんを演じて口をモゴモゴさせたみおりんは何をやっても全てを持っていく強烈な磁力の持ち主だ。
「引っ越しました」では、テープを照明に引っ掛けて昇天させてしまう場面というのは時々見られるが、今日はみおりんとゆうにゃんの10期組の手にテープが残っていなかったのは、三途の河を越えて投げられてしまったからなのか。
K公演でいつもの2倍汗をかくことを発見して研究生公演で2倍激しく踊ってみたり、朝から晩まで自主練に明け暮れたり、ゆうにゃんの尊敬すべきバカっぷりは、初期チームKを超えるほどのもの。今日の公演を見ても、その汗は嘘をつかないことを物語っていたが、細い脚を見ると心配にもなれば、脚に筋力がついたらどれだけのパフォーマンスを見せるのか想像するだけでも楽しみに思える。
ともちん代役のはるぅさんを見るのは久しぶり。この前彼女をK公演で見たのはえれポジで出演したときまで遡る。梅ちゃんを裏切ってでこっぱちから前髪を短くしたはるぅさんのアイドル的な可愛らしさは、握手会で近くのレーンから見たり、前座ガールズでも見ていたはずだが、改めて一公演通してじっくり見ると十分衝撃的だ。「夢の鐘」での衣装剥ぎ取りや助け起こしてからの殴打などでの優子たむとの絡みでは、お互いに手加減なし。既に信頼関係が築かれている様子が見えた。
ステップアップを続けるゆいたんは、好調時の劇場の対角線を射通すような眼の輝きが見られなかったのが気になった。動きの面ではいつもと遜色ないように見えたのだが、ステージ上で引力源になり切れていなかったのは、疲れがたまっているせいなのだろうか。
昨年秋から、なかなか「これは」というパフォーマンスが見られていなかった萌乃たんは、今日は気合十分。こういうときには絶対に見逃したくない「オケラ」での頬を撫で下ろしながらの陶酔の表情を見て、己もまた陶酔の心地に導かれた。
うっちーはテレビの企画でダイエットをするとか。この2年で、うっちーは十分痩せたでしょ。この期に及んで、歌手という目標と無理やりリンクさせられて企画でダイエットをするということには反対だし、彼女の健康を憂う。
この前の土曜日は、握手券は持っていたものの、ビッグサイトまで足が向かわず。現状の握手会から想像できる様々な負の要素を排除して会場に行くためには必須の、劇場公演という名のカロリー摂取が足りなかった。次回は劇場公演初参加からちょうど5年という区切りの日に優子たむと話をしたいという思いはあるが、果たして幕張まで行くだけの気力があるかどうかは当日にならないと分からない。
先週は、ドレスコード組が出演の舞台「落下ガール」を何回か観劇。乃下未帆たんはじめ、昨秋の「Alice in Deadly School」のメンバーも大挙出演ということで、「らめらめ」のいーちゃんこと北条佳奈たん含め、ダブルキャストの光組には馴染みの顔がずいぶん多かった。初舞台で主演の重盛さと美たんが、頑張りすぎたためかノドをつぶしてしまうというアクシデントに見舞われてしまったが、声がダメなら身体でという彼女の根性や、メンバーでカバーし合ったりというチームワークが見られた。
さと美たん演じる白金ヒロミを見ていたら、髪形といい声といい背格好といい、えれぴょんのことを思い出してしまった。コンテストに出品する作品を写真部員間の投票で選ぶことの残酷さが語られている場面なんかも、ついAKBの総選挙と重ね合わせてしまったね・・・
ともちゃんは、中野のメイド喫茶で住み込みで働いているという設定の強烈なぶりっ子キャラクター「まみりん」を普段より高い声を出しながら熱演。「Alice」での和磨会長とは正反対のキャラクターを演じることで、またひとつ、経験を着実に重ねていた。年末の体調不良で一時は出演自体が危ぶまれたまりやんぬも、日替わりゲストの妹役で無事出演。まりやんぬは次の舞台が来月上旬に控えているということで、こちらも見に行く予定。