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~熱風の果て~

観劇の記録

AKB48(チームK)

【出演】秋元才加板野友美内田眞由美梅田彩佳大島優子加藤玲奈田名部生来永尾まりや中塚智実仁藤萌乃野中美郷藤江れいな峯岸みなみ宮澤佐江横山由依米沢瑠美
優子たむ出演のRESET公演に約4か月ぶりの入場。そのときは優子たむとえれぴょんが同じステージに立っていたのだから、もうずいぶん前の話になってしまう。
K6での優子たむは、彼女には珍しく好不調がステージに表れることもあって、晴天ばかりではなかったように思う。ただ、優子たむの感覚では去年の方がきつかったそうなので、曇り空は自愛の結果でもあっただろう。今年一年を大きなケガも入院するような病気もなく乗り切ったことは尊敬に値する。
今年最後の出演との覚悟で臨んだ今日の優子たむ。「RESET」でのビー玉eyeの輝きに好調が確信できた。繊細に大胆に、変幻自在ぶりも十分楽しめたし、己にとっても今年最後だったかもしれない劇場公演で、いいものを見ることができた。特に最後のチームK版「ALIVE」は気迫あふれる表情と全てをぶつけるような激しいダンスに目が離せなかった。これまでは、劇場盤を買ったときには通常盤は買っていなかったが、今日の「ALIVE」での優子たむを見て、今回はType-Kを買うことに決めた。
きくぢ代役はまりやぎさん。こじはる代役に引き続いて、最近劇場公演での遭遇頻度が急激に高まっている。チームAでもチームKでも完成度としては本当にまだまだなのだが、なぜか惹きつけるものがある。MCで、みぃちゃんに対するトイレ3つ発言で盛り上げのきっかけをつくるあたりは大物だ。この間の公演で昇格が決まったまりやぎさんだが、特に何かが変わったわけではなく、普通に代役出演。昇格がいつ、どういう形で具体化されるのか、今はまだ見えない。チーム制の終焉もまったくあり得ない話ではないのかもしれない。
咲子さん代役は初登場のれなっちさん。本人にとっては、かなりの悔しさが残るK公演代役デビューだったのではないかと思う。その悔しさがはっきりと表情に出てしまうのが、ポーカーフェイスのまりやぎさんとは対照的で、痛々しく思えてしまう場面もあった。「ジグソーパズル」でパニックに陥りかけたれなっちさんにお手本を見せて落ち着かせてあげた佐江の優しさは、さすが「研究生の入り口」だ。
引き続きキャプテン不在のチームK。前キャプテンの才加は、K2の頃を思い出させるストレートヘアで、引き続き吹っ切れたいい笑顔を見せていた。自然体であるべき姿を表現できる状況というのは彼女にとってはプラスに働くはず。考えてみれば、誰かが勝手に導入したキャプテン制度、誰かが勝手に指名したキャプテンなんていうのは元々不要のものだったのではないだろうか。
12月生まれの多いチームK。今日はたなみんとゆいたんの18歳のダブル誕生祝公演。ダブルということもあってか、司会は優子たむが務めたが、「司会者」の域を出ていなかったように思えた。このあたりは、チームKの中での優子たむの課題でもある。
デビュー当時は中学生だったたなみんももう18歳。みんな大人になっていくんだね。じゃんけん選抜であったり、仕事の幅が広がってきたりで、アクション女優への夢が近づいている実感が持てているというたなみんの言葉には説得力があった。たなみんに対しては、ついつい不遇のメンバーというイメージが先に来てしまうのだが、今日の彼女の言葉を聞いて、そういう風に決め付けてしまうのは一面的で失礼な見方だったということに気付かされた。
レジスタンスコンビの萌乃たんとお揃いで、右側から後頭部を編み込みで半周させた髪を左に垂らすという上品な髪型で登場したゆいたんは、「RESET」公演が完全に板に付いていた。短期間のうちにこれだけ自信を持って表現できるようになってくれば、当然に目立つ。自己紹介では金閣寺キャッチを導入して、いよいよチームの一員としての地位を築く段階に入りつつある。今日のような女の子らしい髪型の方が、時には男性的な彼女の表現を考えるとバランスがいいように思えた。お祝いで目を真っ赤にしながらハイトーンボイスを更にハイにして喜びを語る姿は、劇場に感動と癒しをもたらした。