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~熱風の果て~

観劇の記録

浅草あちゃらか(東京パフォーマーズ倶楽部)(六行会ホール 9/20)

演劇 演劇-2010年
【作】桑嶋美和、【演出】藏信貴

【出演】秋山莉奈、紅葉美緒、藤江れいな、蛇澤圭佑、上原歩、藏信貴
藏信貴氏率いる東京パフォーマーズ倶楽部プロデュース公演。きょうだい4人で暮らす福富家に突然現れた叔父を名乗る見知らぬ男。親友と恋人に裏切られる長男、不倫の恋に孕みシングルマザーになる決心をする長女、おじさんに思いを寄せる子持ちのダンサーを絡めながら、家族の暖かさを思い出させるほっこり系の世話物舞台。
K公演とかぶる可能性がない日ということで、握手会当日の千秋楽を見に行くことにしていたものの、わさみん握手会と時間がかぶってしまうとか。これまでの傾向からして、午前だとばかり。行き先は幕張ではなく品川。あちゃらかは、幕張に行っておけばよかったと後悔させることもなく、江戸っ子のおじさんを中心に、ユーモアにあふれた人情劇がテンポよく展開されて、終演時には心から満足を感じることができた。
初舞台となるれいにゃんは、両親を亡くした4人きょうだいの末っ子・雛子役。お兄ちゃんに楯突くちょっと生意気な末っ子キャラが自然に乗り移ったように演じていた。次男役が骨折で急きょ交代というアクシデントもあったらしいが、4人きょうだいとおじさんの関係を見ていると、稽古場でのいい関係がそのまま舞台上に表れているようで清清しかった。脚本の力もあって、ひとりひとりの個性がきちんと出てもいた。れいにゃんにとっては恵まれた初舞台だったのではないかと思う。
メインキャストの一人なので、台詞も多かったが、れいにゃんのイメージからすれば意外なほどきちんと演技ができていたし、声もよく通っていた。欲を言えば、お兄ちゃんやお姉ちゃんのような課題解決の場面も見たかったが、今回のれいにゃんの演技ぶりを見れば、次のチャンスが来る日も遠くないかもしれない。雛子たんはごろごろしながら足をばたばらさせる場面があって、足の裏を見せるというのは劇場ステージではまずないことなので、何だかいけないものを見てしまったかのような罪悪感を感じてしまった。