~熱風の果て~

観劇の記録

Mentions of 21 Kittens (第18回)梅田彩佳編

記録を一度まとめる意味で、これまでに推してきたメンバーから21人をピックアップして、この日記での主な言及を掲載中。第18回は梅田彩佳編。

AKBでいちばんのダンスマニア、福岡県からやって来た梅ちゃん。チーム再編では、チームK残留。梅ちゃんが残ったことで、「ダンスのK」の伝統は継続されることになった。
梅ちゃんといえば、やはり脚の大怪我のことを避けては語れない。あの怪我の前と後、1年半の療養期間があったわけだが、その時間以上に、断絶を感じることがある。
初期の梅ちゃんといえば、きれいに飛び出した八重歯が最大の特徴。ドラキュラからとった「キュラ」というニックネームを名乗っていた。観客から「ドラー」とからかわれていても「ドラじゃないよ!」と言い返す気の強さを見せていた。また、どこか他人を警戒したようなところがあり、繊細でとがったイメージだった。モバメで提供された待受画像が人生訓をちりばめたものだったように、どこか芸術的なセンスも持っていた。ダンスは圧倒的な技量で、なおかつ攻撃的。K1やK2では大島優子とともに、ツインタワーと対称をなす低身長コンビで主力として活躍した。
中学生と間違われて怪しい人から声をかけられそうになったというエピソードに見られるように、当時は実年齢よりも若いイメージだった。牙を抜いて、怪我から復帰したK4では、すっかり大人ぽいイメージに変わっていて、ダンスも綺麗に洗練されたものになっていた。元々、前に出て行く性格ではなかったが、復帰後はその傾向がさらに強まり、遠慮がちにしゃべるような場面が多いので、もう少しあつかましくてもいいと思う。
AKBとしての活動では、選抜メンバーに選ばれることもなくなり、めっきり目立たなくなっているが、療養中に地元のテレビ番組でレポーターを務めたのを皮切りに、外部の仕事ではコンスタントに活躍している。東京タワーのイメージガールにも選ばれていて、独自の路線を開拓している。透明感があり、年齢の割に落ち着いて、考えがしっかりしているところが、安心して使えるという評価につながっているのかもしれない。

    • Mentions of 梅田彩佳
      • 容易に想像できたことながら、他にも応援したくなるメンバーが出てくる始末。梅田彩佳たむ、小野恵令奈たむ、早野薫たむ。否が応にも自分の嗜好が曝け出され、やや不本意。(06.4.10)
      • AKB48のテーマソングでの梅田彩佳たむのパフォーマンスは特筆ものだ。(06.4.11)
      • キュラたむこと梅田彩佳たむが、これからは「ウメキュラ」と呼んでほしいと言っていた。(06.5.2)
      • キュラたむは、Kチームの中ではいちばん感性鋭い芸術家肌に見える。雨の日の過ごし方として、美術館の外のベンチで半日、というのはとても彼女らしい答えだった。そんなキュラたむが最も輝くのが、アンコールの「AKB48」。梅田彩佳を語ればKチームの「AKB48」は語りつくせる、というくらいの圧倒的なパフォーマンスを見せてくれる。この曲に限って言えば、ダンス、アクション、表情のどれをとってもKチームでは彼女に敵う子はいない。(06.5.2)
      • 梅田彩佳たむの八重歯がコンプレックスからチャームポイントに変わる過程など、印象に残る話が多かった。(06.5.6)
      • 梅田彩佳たむは髪が長かったのか。AKB48日誌の画像を見た時には、一瞬誰だか分からないくらいだったが、このスタイルチェンジはイイ!疲れ気味のKチームの中で、彼女は間違いなく充実期に入っている。キュラダンスは37人のステージでも間違いなく目立つだろう。(06.6.3)
      • ファーストから引き続いての梅田彩佳たむの小さい身体を目一杯使ったダンスでの表現力が印象に残った。(06.7.11)
      • キュラたむにはここは格言のひとつでも交えながら、「八重歯やけん!小悪魔やけん!ドラキュラのキュラって呼ばれてます!」と言ってほしかったのさ。一般の人に自分を売り込むチャンスでもあるし、インパクトが大事な場面だったと思うんだよね。でも、そんな不器用なところがあるから、彼女を応援したくなるのかもしれない。(06.7.16)
      • ウメコたむの髪がストレートになっていた。平凡な美少女という感じで、インパクトに欠けていて、あまりよくないな。このあたりでファースト後期の巻き髪をもう一度・・・(06.8.3)
      • 今日のウメコたむには、何となく初期の長渕ぽいイメージが重なった。(06.8.5)
      • 梅田彩佳たむが「お客さんに心を見透かされているようで怖いと思うこともある」というようなことを冷静に語ったのが印象に残った。彩佳たむは、確かに最近不調かもしれない。状況に溺れず、自分のパフォーマンスに妥協しない姿勢は素晴らしい。(06.8.24)
      • 普段は弱いところを見せない彩佳もダウン。昼は完全欠場だったかな。夜は自己紹介とシマウマだけ登場。彼女が休むというのはよっぽどのことだろう。(06.8.31)
      • 1週間の間にリフレッシュして戻ってくるものと信じていた彩佳は今日も帰ってこれなかった。心配を通り越す。体調を崩しながら出てきてくれた「雨の動物園」での笑顔の印象が離れない。(06.9.11)
      • 前回公演から部分復帰を果たした梅田彩佳たむを見るのは8月31日以来だ。まだ、足への負担が少ない「打ち上げ花火」にしか出演できない状態だが、久しぶりに人懐っこいウメコスマイルが見られてうれしかった。セカンド千秋楽までには完全復活して、「ふしだらな夏」やアンコールでの圧倒的な迫力のダンスをもう一度見せてほしい。(06.10.4)
      • 夜公演、事前にえれぴょんの全休がアナウンスされて、再び休園を覚悟したが、今度は耳慣れた前奏が始まった!何と彩佳たむのシマウマが緊急復帰。えれぴょんパートは香菜が震える声で歌いきった。ものすごく嬉しかった。彩佳たむには無理をしてほしくはなかったが、ここがチームKの団結力なんだろうね。(06.10.8)
      • セカンドでいちばん悔しい思いをした子だろう。「ふしだらな夏」や「転がる石になれ」では圧倒的なダンスパフォーマンスを見せ、お台場やA公演のヘルプでも活躍する中でヒザが悲鳴をあげて無念の長期休場となってしまった。MCでは、彼女本来の女の子らしい面が随所に現れていた。悔しさをバネにして、まずは激しいダンスに負けない筋力をつけて、性格とギャップのある攻撃的なダンスを存分に見せてほしい。(06.11.6)
      • いくらピンクが好きでも、女の子らしい性格でも、梅ちゃんは黒い衣装が似合うし、ハードな曲が似合う!ヒザの怪我が再発ということで、再びフルステージをこなすことができなくなってしまった梅ちゃんだが、最大の表現手段の激しいダンスを封じられることで、逆に表現力を高めることができるんじゃないかと期待したい。よく、マンガでは必殺技を封じられることで眠っていた才能が目覚める、なんてシーンがあるしね。(06.12.19)
      • 梅ちゃんが完全休場で治療に専念、というアナウンスが・・・。ファーストコンサートや「会いたかった」のプロモ活動と彼女の足の状態を天秤にかけた上で、あの時期に復帰させたのだとすれば、事務所の判断が甘かったと言うしかない。前回の怪我の時、自暴自棄になりかけたこともあったと告白した梅ちゃん・・・無念は察するに余りある。(06.12.20)
      • 脳パラでは結局2回しか会えなかった。しかし、その2回だけで、「MARIA」の印象は鮮烈に脳裏に刻みつけられた。衣装、曲風、ダンス。「MARIA」はセカンドで長期休場し、悔しい思いをした彼女のための舞台だった。ファースト初期はとんがった印象だったが、すぐに彼女の可愛らしさ、人懐っこさがステージ上に表れるようになった。それが彼女の魅力であると同時に決定的な弱さにもなりかねないと思ったが、チームKという環境がなければ、本来持っていたそんな面が表れることもなかったのかもしれない。長いこと彼女のダンスを見ることができない状態だが、「AKB48」、「ふしだらな夏」などで見せた、圧倒的なダンスパフォーマンスの印象は色褪せない。(07.6.22)
      • 梅ちゃんを生で見るのは一昨年の12月以来だったけど、イメージがかなり変わって大人っぽくなっていたせいか、久しぶりという意味での感慨は思ったより湧かなかった。(08.6.1)
      • ジュエルには佐江の代役で梅ちゃんが登場。背格好が似通った優子たむとの黄金コンビをK2以来久しぶりに見られてうれしかった。(08.6.22)
      • 梅ちゃんの始動は、さっしーのB公演へのフル出場を急ぐ余りの運営からの指示とか、無理をしているのでなければいいけど。(08.8.18)
      • 最後の感想コーナーで梅ちゃんが「私は、この公演をもって・・・」と切り出したので、次に出てくるであろう言葉を覚悟していたら、「一部出演はこの公演が最後」。冷静に考えれば、めーたんのお祝い公演で卒業発表があるわけはないが、かおりん同様、だまされた。中盤のハードな曲を踊る梅ちゃんの姿を想像するだけでも楽しみだ。(08.8.25)
      • 梅ちゃんの髪の毛はだいぶ伸びてきて、編み込みを使ってアレンジできるようになっていた。ちょっと前までのヲタ受けしない真ん中分けの髪型に比べると若く見える。老け込むにはまだ早すぎるので、もう一度、実年齢より若く見られていたK1の頃のイメージに近い梅ちゃんの姿も見てみたい。(09.10.9)
      • 公演全体を見ると、徐々に復活を印象づけている。元々梅ちゃんは客席を乗せながら自分のパフォーマンスを上げていくタイプだったのが、復帰後はそんな姿がすっかり鳴りを潜めてしまっていて淋しかったものだ。今日は、まだまだ遠慮がちにではあるが、客席に多くの笑顔を振りまく姿が見られた。(09.10.22)