~熱風の果て~

観劇の記録

Mentions of 21 Kittens (第13回)早野薫編

記録を一度まとめる意味で、これまでに推してきたメンバーから21人をピックアップして、この日記での主な言及を掲載中。第13回は早野薫編。

チームKメンバーでトヨタオフィス所属の優等生かおりん
芸能経験がある状態で加入してきたこともあり、当初からダンスの大きさや大げさなまでの表情を使った表現力は、チームの中にあって目立っていた。カラオケボックスで自主練を重ねた歌唱は、ステージでの見せ場は限られてはいたものの、後期になるほどアイドルらしさが加わっていった。
アバンギャルドユニークな思考回路を備え、大人に媚びるということをしない信念も有している。AKBや芸能界の負の面に対して、彼女ほど率直に向き合い、距離を置いて語ったメンバーは他にいない。
学校の成績は優秀そのもので、移動中には電子辞書をカバンに入れ、科学書を抱えるという、AKBでは稀有な優等生キャラでもあった。一方ではアニヲタ、ゲーヲタでもあり、特技のアニメ声やクリスマスイベントでのコスプレで劇場を沸かせることもあった。
照れ笑いをしながらマイクをこねくり回すMCの態度からは、人見知りで上がり症のように思われるが、本人が言うには「あまり緊張したことがない」という強心臓の持ち主。2期生の中で、途中加入のもっちぃ、なるるといちばん仲がよかったのはかおりんだ。また、チームAの一部メンバーとも、ひまわり組以前から交流が深かった。
AKBの活動の中ではただの一度も推されることがなく、悔しさを積み重ねたかおりんだが、「AKBでやり残したことはない」と言い切っての卒業。卒業後は芸能活動をこなしながら、勉学も引き続き頑張っているようなので、高校卒業後が本当の意味での勝負となるはず。豊満な肉体を隠し持ってもいるが、それを生かすというのは彼女のキャラクターから有り得ないだろう。

    • Mentions of 早野薫
      • 容易に想像できたことながら、他にも応援したくなるメンバーが出てくる始末。梅田彩佳たむ、小野恵令奈たむ、早野薫たむ。否が応にも自分の嗜好が曝け出され、やや不本意。(06.4.10)
      • 早野薫たむの心を客席の方に引き寄せようという動きがあったのはいい傾向かも。(06.4.23)
      • 得意なスポーツでダンスを挙げていたシャイニングガールかおりんこと早野薫たむ。彼女のアクションもイメージに似合わずかなり大きくて見ごたえがある。(06.5.2)
      • 昼の早野薫たむのMCは良かった。100%台本どおりでと思わずにMCが苦手なりにキャラクターを伝えていけばいいと思う。(06.5.6)
      • ファーストと比べて存在感があったメンバーはえれぴょんかおりんの2人。(06.7.9)
      • かおりんの犬の鳴きマネは、子犬かと思えば大型犬で、しかも山崎たくみ並に上手くてビックリした。(06.9.23)
      • 「日付変更線」は、上手の空間はかおりん一人のためのものだ。豊かな表現力で踊る彼女は、この時、柱と壁に区切られた舞台のプリマドンナとなる。(06.10.16)
      • セカンド初日、このステージでかおりんは上手に王国を築き上げると確信した。「Virgin Love」や「日付変更線」での表現力は群を抜いていたし、「転がる石になれ」のような激しいダンスも健在、となれば、セカンドは飛躍のステージになるはずだったが、思ったより支持が広がらなかった感があるのは残念。MCでも成長を見せているし、今のパフォーマンスを続けていけば、いつか道は開けると思う。(06.11.6)
      • FCブログ見たらかおりんまで脚なのか!劇場の床を改良してこういう事態を少しでも避けられるのであれば、何とかしてほしいところだ。(07.1.22)
      • 舞台の経験があったため、ファーストから表現力ではチームKの中では目立っていた。その力を最も発揮したのがセカンドの上手でのパフォーマンスだった。「Virgin Love」や「日付変更線」での色気のあふれるステージには目を奪われることが多かった。サードでは全国ツアーを前に負傷で長期離脱をして心配させたが、これも梅ちゃん同様に、余りにも激しすぎるダンスのせいなのだろう。復帰後は、ダンスのパワフルさはさすがに以前より落ちていたが、舞台上で元気な姿を見せてくれるのがいちばん。選抜へのネックになっているのは曲でのパフォーマンス以外の部分が大きいのかもしれないが、その部分がかおりんの個性であり魅力でもあると思う。(07.6.22)
      • かおりんも一貫してユニットでは表現力を封じられるような曲しかやらせてもらってないよなー。(08.6.1)
      • かおりんは、学校の先生が客席に来ていたらしく、MCで完全にテンパっていた。ひまわり組の頃はテンパリ癖は改善されたかと思ったが、昼公演に限らず、K4ではK1の頃に逆戻りしたかのようにグダグダしてしまう場面が増えている。(08.8.3) 
      • かおりんも偏頭痛のため一部出演。最近は前髪が伸びてデコ出しにすることもあったかおりんが、久しぶりにパッツンに戻っていた。かおりんは、眉毛が見えるくらい短くパッツンしていてくれた方が表情が活き活きするので、出演曲では体調不良ぽくは見えなかった。(08.8.18)
      • かおりんの歌といえば、「クラスメイト」や「友よ」での、舞台のクセが抜けないような子音を切り離した歌唱法のイメージだったので、「Bye Bye Bye」に収録された、これぞアイドルというくらいの美声を含めたアイドル性の高さには驚かされた。(08.10.6)
      • 金曜日に配信されたチームK公演自己紹介コーナーでの、かおりんの「はう〜、かっわいいよぉ〜、おっもちかえり〜」をヘビロテしすぎて頭から離れない・・・。やっぱりチームKの最終兵器はかおりんだな。(08.10.12)
      • 初期登録メンバーの一人であるかおりんのメールは、通数の少なさと内容の薄さで3か月で継続を断念していたが、再登録した8月からは連続登録が続いている。かおりんは秀才だけど基本はヲタなので、三国志ネタやFFネタを語るときは活き活きしている。モバメもステージも積極性が目に見えて出てきたのはいい傾向だ。(09.1.3)
      • AKBが乗っかっている潮流はかおりんにとって都合のいいものではないし、母船を離れてひとり漕ぎ出すにはいいタイミングだと思う。それに、仲がよかった優ちゃんと同じように、十分な時間をかけての「幸福な卒業」を選んでくれたこともよかった。AKBの3年間の活動では底を見せることが許されなかったかおりんの才能が、卒業後に生かされることがあれば楽しみだ。幼さを残した愛嬌やなりふり構わない表現力はもちろんのこと、「AKBで学んだこと→アイドルの裏側」、「いちばん辛かったこと→毎回の選抜」なんてアンケートにさらりと書いたり、愚かなことを例えて「AKBINGOだけで推しメンを決めるような」と言ってしまうきわどさも好きだったな。(09.3.3)