~熱風の果て~

観劇の記録

Mentions of 21 Kittens (第10回)小林香菜編

記録を一度まとめる意味で、これまでに推してきたメンバーから21人をピックアップして、この日記での主な言及を掲載中。第10回は小林香菜編。

16人姉妹の歌」の歌詞にもあるように、バカさ加減と空気の読めなさ加減がとかく注目される香菜。しかし、実際は不器用なだけで、とてもメンバー思い。公私に仲の良いめーたん、ともーみ、なっつみぃなどは、香菜のお守りに苦労しながらも、信頼もすれば感謝もしている。怖いもの知らずのちかりなからは「総長」と慕われているように、敷居をまたいでもらえれば、彼女の人柄は理解される。
香菜自身の人見知りが激しいこともあって、なぜか学校では「怖い人」と思われていたり、後輩メンバーからもなかなかフレンドリーに接してもらえないのが悩ましいところ。外仕事でも人見知りが激しい上に、意図的にボケているわけではないので突っ込みが成立しにくいところが、キャラクターの強さに反してメディアであまり使ってもらえない原因か。香菜の天才を生かそうとする者もまた天才でなければならない。
ステージでのチャレンジ精神には旺盛なものがあり、「劇場ひとり」「KAアイドル」「俳句アイドル」「チユウ」「天使のおしり」と、どれも成功こそしなかったが、いろいろなものに首を突っ込んでいこうという気持ちは常に持っている。パフォーマンス面では、きょどってまったく踊れていなかった初期から、3年後には「ダンスマスター」とおだてられて指南役を務めるまでになり、「いちばん成長した」とチームメイトからも評価されている。
せっかく面白い感性を持っているのに、趣味の領域では「隣の芝は青い」的に流行の王道や他のメンバーにすぐに流されるところはちょっともったいないと思う。
彼女のモバメを読むと、考え方はむしろしっかりしている方だということが分かる。AKBでは学べないことを学ぶために、あえて全日制の地元の高校への進学を選び、そして卒業のために苦労しているというところには、彼女らしさがよく表れている。

    • Mentions of 小林香菜
      • かぁちが仕切る動物MCのグダグダ感はファーストのMCにはなかった雰囲気でおもしろい。もちろん、仕切りを任せられることで成長して欲しいというスタッフの親心なんだろうけど、2か月後くらいにはどういう形に進化しているのか、とっても楽しみ。(06.7.15)
      • 今日は香菜のMCが控えめ。発言することにビクビクしていた。スタッフからイエローカードでも出てしまったのか、何を言ってもバカにされることが嫌になってしまったのかだとしたら心配だ。(06.8.26)
      • 優ちゃんは生まれ変わったら香菜になりたいらしい。理由は毎日楽しそうだから・・・。確かに楽しいだろうなー。香菜の動物園MCがこういう方向に進化していくとは、セカンドが始まった当初は想像できなかった。だんだん成長して、仕切りも上手くなって、常識がかっていくものとばかり思っていた。天才としか言いようがない。「もし生まれ変わってしまうようなことがあっても、劇場に来てくださいね」という香菜のコメントはシュールすぎる。(06.9.20)
      • 代わりに4人でのMCコーナーがスタート。しかし、香菜が涙をいっぱいに溜めている。舞台裏で泣きじゃくるえれぴょんをなぐさめてから出てきたのだろうか。香菜はやさしい子。気持ちの整理ができないままに出てきた香菜のMCは破壊力十分だった。(06.10.8)
      • 動物MCの仕切りがつとまるのか最初は心配だったが、回を重ねてみれば、常識的な成長を遂げて場をまとめるのではなく、場をめちゃくちゃにして会場を爆笑に導くコーナーにしてしまった。香菜の天才をもってしかできない芸当だろう。えれぴょん休場で、やむなく休園となった「雨の動物園」での涙には彼女の優しさを見た。(06.11.6)
      • 読めない漢字に出会うとうれしそうな香菜はサービス精神旺盛なマゾっ娘だなー。(07.1.6)
      • スカひら隊、動物園ソロパート、会いたっかた選抜、くるくるぱー隊長、と歌とダンスの技量からすれば恵まれた役をもらってきた彼女に対してはどうしても厳しい目を向けてしまうことが多かった。しかし彼女はくよくよせずに努力する素直さで、着実に階段を上っていった。香菜といえば、MCでのインパクトがやはり強烈。特にセカンドの動物園MCでは、司会を任されたことで香菜ワールドをつくり上げてしまった。ブログでもいつもズレたことを書いていた彼女が、チームKの千秋楽に当たって書いた文章には感動してしまった。(07.6.22)
      • 香菜は自分がバカでさえあればみんな喜んでくれると思えば、進んで0点でもとってしまう優しい子なんだから、あんまりおだてると本当にバカになってしまいかねないのだ。(07.9.4)
      • KAアイドルを名乗る香菜は、クイズが「Q」なのが納得いかないので敢えてKAなのだとか。この感性が香菜のオンリーワンの個性をつくり上げている。香菜の旺盛な好奇心は、知識の泉にたどり着く前に寄り道をしてしまうが、他の誰もが見たことのないものをたくさん手にしているのだろう。(07.9.30)
      • 歌詞を手の甲に書いてカンニングしようと思ったら衣装が手袋つきだったとか、急いで腕に書いたら腕を振る振り付けが多くて読めなかったとか、香菜らしいトラブルもありながら、目をキラキラさせながら楽しそうに代役の務めを果たしていた。隣のバナナではまーちゃんに突き倒されていたけど、やっぱり成長してるな。(08.2.23)
      • それにしても香菜は怖がる天才だ。(08.2.23)
      • 香菜は何も分かっていないのにいつの間にか話の輪の中心に入り込んで、笑いをとっていた。何も分からないところにどんどん切り込んでいく香菜の嗅覚は本能的なもののようだ。(08.6.7)
      • 香菜は学校で自分がCDにも059にもいないのを「歌手志望じゃないから」とか一生懸命言い訳しているなんて涙ぐましい。(08.8.21)
      • 収録で足を負傷した香菜は、しばらく休演となりそう。もし怪我をしたのが他の誰かだったら、その子のことをいちばん親身になって心配し、励まそうとするであろう香菜から、一時的にでもステージを奪ってしまうのは不憫で仕方がない。自己紹介MCのお題の答えは、休演中もめーたんの腕に刻まれて読み上げられることになったというところが、劇場を愛する香菜らしい。(08.9.21)
      • 香菜が何枚も自腹でCDを買っているなんて聞くとやり切れない気持ちになる。(08.11.9)
      • 香菜はソロ活動も増えて、大人っぽい曲でも切なさの表現を頑張っているのが目に見えて、乗っているのが分かる。でも、己がこれまでに見たK5公演では、MCパートでほとんどしゃべっていないような・・・。そろそろ香菜が中心になって壊していくようなMCパートも聞きたい。(09.6.12)
      • 誕生祝でも段取りを壊しておいて泣きじゃくるという暴走ぶりを見せてくれた香菜もいよいよ完全復活が見えてきた。(09.7.26)
      • 香菜は後輩から気軽にからんでもらえるような雰囲気を自らつくることができるようになれば、もっとキャラクターが引き出されてくるはずだが、現状はまだまだだ。それでも、「フリしてマネして」での表情を使った演技には着実に成長の跡が見える。(09.10.9)
      • 自己紹介の冷たい空気を楽しんだり、MCで盲進したり、香菜の自由さ加減が完全に復活してきた。(10.1.9)