~熱風の果て~

観劇の記録

Mentions of 21 Kittens (第3回)菊地彩香編

記録を一度まとめる意味で、これまでに推してきたメンバーから21人をピックアップして、この日記での主な言及をまとめて掲載中。第3回は菊地彩香編。

くっきりエクボがチャームポイントのスマイリング娘・あやりんこときくぢ。
彼女がチームBにいなければ、B1「青春ガールズ」公演に30回も入ることはなかったかもしれない。初期は不器用な表情のつくり方でカチコチしたダンスを見せていたが、羽の生え揃わない鳳の雛のようなスケールの大きさは窺わせていた。公演への出演を重ねるごとに、パフォーマンス面で急成長。羽ばたくことを始めたきくぢには自然と人気もついてきて、B2「会いたかった」公演では、ゆきりんと同等かそれ以上のポジションまで上昇した。「ロマンス、イラネ」では選抜入りし、チームBのエース格として確固とした地位を築いていった。
握手会でもとにかく明朗快活な対応ぶりで好印象だった。しかし、緊張しやすい一面も併せ持っていて、「1じ59ふん」で高田純次に話を振られて、しどろもどろになって場が白けてしまったときには、テレビを見ていてもどかしかった。チームBの中国公演では、緊張に押しつぶされて言葉が出なくなってしまうということもあった。そんな性質も災いして、外の仕事では思うように目立てていなかった。
B3「パジャマドライブ」公演でも引き続き推されポジションで、チームB不動のスリートップの一角。ただ、今から考えるとこの頃から破綻への兆候はあった。
研究生復帰後のきくぢを劇場公演で見たのは、A5バックダンサーで1回、B4バックダンサーで1回の2回だけで、いまだに通常出演では見られていないが、これでよかったかもしれない。早い段階で見ていても、その姿を素直に受け入れることはできなかっただろう。
出戻りという経緯がありながらも研究生に気を遣わせるところもなく、先輩ではなくて仲間として慕われているのは彼女の飾らない人柄があってこそ。今では、一周りした彼女の姿を見る日を楽しみにも感じている。

    • Mentions of 菊地彩香
      • 柱の影にいることが多かったが、最後の「シンデレラ」で下手にやって来たきくじこと菊地彩香たむは女の子らしい可愛さが満点で、次はもっと注目してみたいと思った。(07.4.14)
      • 動きや表情はまだまだ固いけど、彼女には天性の柔らかさと愛嬌がある。眉と目の角度が絶妙で、エクボもかわいい。(07.4.22)
      • 彼女の魅力を探ろうとしていたら、あれ、実はダンスあんまり上手くない?それを補って余りある天性の愛嬌と元気さは見ていて気持ちいい。(07.4.28)
      • 表現に迷うと無表情になってしまうクセがあるのか、曲ごとの浮き沈みが激しいが、このまま慣れていけばもっといろいろな表現を見せてくれそうだ。(07.5.4)
      • 前髪を伸ばすために中途半端なおにぎりヘアーにしていたのかと思われたあやじこと菊地彩香たむが前髪を切ってイメチェン。個性的な眉が隠れぎみになるのは少し惜しいけど、すっきりした印象になった。そのせいもあってか、表情もこの前よりも更に活き活きしてきていた。「日付変更線」での豪快な沈み込みで髪がバサっと揺れるところが個人的注目ポイント。(07.5.13)
      • 今日もあやりんはいい吹っ切れ方。振りを間違えてもキニシナイ。完全に踊る楽しさを覚えたような感じだった。(07.5.14)
      • 公演のたびごとに変わっていくきくりんこと菊地彩香たむの成長力がすさまじい。相変わらず余裕はなさそうなんだけど、そんなことはお構いなしに常に100%を出そうとしているあやぢからは目が離せない。眉や目だけでなくて、菱形に開く口も・・・あやりんは個性の固まりだ。(07.5.18)
      • きくぢはチームBの奇跡と言うべき成長をわずか2か月で遂げてしまった。ぎこちない動きで、表情も少なかった初期とは別人のような輝きを見せていて、人気も急上昇中だ。AKB、アイドルという枠では納まらないスケールの大きさが顔を出してきている。きくぢは末恐ろしい。(07.6.10)
      • 見るごとに明らかなレベルアップを繰り返してきた、きくぢのドラスティックな本格化は一段落。安定飛行に切り替わったが、かつての航跡はもうはるか下だ。この2か月の間、チームKでも見たことのないような、素晴らしい成長を見させてもらった。(07.6.16)
      • 「転がる石になれ」で口が天井を向くくらいに気合が入るきくぢはやっぱりすごい。(07.6.21)
      • メイクや踊りがアイドルぽくなってきたのが、己的にはちょっと不満だったりする。眉の角度もメイクで控えめにしているのはもったいない。せっかくの個性を消してほしくないな。(07.7.22)
      • 緊急参戦のあやりんと握手。あやりんは、ステージ上で時折見せるグダグダしたところもなく、ものすごく好印象の受け答えをしてくれた。至近で見たら、即座にあやりんパワーにやられて、とても「きくぢ」とは呼べなかったので、今後は書くときも「あやりん」にしよう・・・。(07.8.8)
      • 今日のきくぢはデコ出し。いつもステージ序盤は違和感を感じてしまうのだが、南国シリーズに入る頃には馴染んできて、アンコールではデコ出しが似合うようになっているのが不思議だ。きくぢは吹っ切れた表情の中にも色っぽい表情が出せるようになってきていた。(07.8.18)
      • きくぢはファースト前半での成長を見れば、セカンドでエースポジションをつかむのも、納得。推されポジションに飲まれずに、相変わらず余裕のなさそうな表情で一生懸命がんばっていた。(07.10.27)
      • 口を思い切り開けて上を向いたり、ほっぺに空気を入れてみたり、アイドル的ではない表情をしていても愛嬌たっぷりに見えてしまうところがきくぢのすごいところだ。(07.12.1)
      • 打てば響くリアクションのきくぢから豆をもらって、ひさしぶりの劇場観戦は終了。きくぢはツンデレじゃないお。ダイエットとか、髪の毛染めてみようかとか、あんまり考えてほしくはないけどなー。(08.2.3)
      • デコ出しきくぢには、ひたすら荒削りだったデビュー直後の姿が重なって見えた。ジャンヌダルクでのきくぢの拳振り上げは、空気を切り裂くように突き上げる他の4人とは違っていて、拳を置きにいっているように見える。何となく不自然なんだけど、毎回気になってチェックをしてしまう場面だ。(08.4.11)
      • ジャンヌMC・・・というかきくぢにはもっと喋りを頑張ってほしいな。握手会とかAKB日誌のノリがなぜステージのMCやテレビで出せないのか不思議だ。(08.4.23)
      • 最近のきくぢは、パケホショックのせいか、集中力が欠け気味なのが心配。「命の使い道」は笑顔で歌う曲じゃないと思う。MCの天才ぶりだけではなくて、曲の中での表現力でも、今の香菜から学ぶべきところはありそうだ。(08.5.2)
      • きくぢは、B1からB2にかけてB公演を彼女中心で見てきた己としては、ただただもったいないと思うだけ。緊張した表情で一生懸命下手で踊りつつ、輝きを増していったB1が懐かしい。これで復活できるほど、アイドルの世界は甘くはないのかな・・・(08.8.2)
      • B2のDVDは、きくぢの存在が抹消されることがなくてよかった。彼女が中心メンバーとしてステージに立っていた事実も、己がB2をきくぢ一推しで見ていた事実も消してほしいとは思わないし。(08.9.30)
      • AKBに筋書きのあるドラマが必要というなら、「きくぢ、研究生から復活」の方がうれしいな。高城さんのような推され研究生コースではなく、初MCまで1年半という村中さんコースからのリスタートなら、反発も少ないだろう。(08.11.15)
      • バックダンサーできくぢもいたけど、研究生菊地あやかとして彼女のことを正視できるようになるまでには、己にはまだ時間が必要なようだった。(09.5.4)