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~熱風の果て~

観劇の記録

AKB48(チームK)

AKB48 AKB48-チームK AKB48-チームK-K5「逆上がり」

【出演】秋元才加石田晴香梅田彩佳大島優子大堀恵奥真奈美小野恵令奈河西智美倉持明日香小林香菜佐藤夏希近野莉菜野呂佳代増田有華松原夏海宮澤佐江
休演予定だったえれぴょんが前夜に出演に変更となり、現Kメン15人が全員集合という貴重なK公演。K5初日以来・・・ということだが、当時はなるるが正式メンバーとして在籍していたわけだから、ちょっと違う。己がこの前全員集合公演を見たのは今年の元旦公演。しかし、そのときは結膜炎を患った有華が涙の一部出演だった。その前、となると2006年までさかのぼることになる。実に3年ぶりだ。
「掌」前の思い出語りで、佐江が梅ちゃんの長期不在時のことを話すのを聞いたときには、早くも涙腺に激しい刺激を感じてしまった。語り草に事欠かないチームKの3年7か月の奇跡も、ついに伝説になる時が来た。残るK公演はおそらく片手で数えられる程度しかないだろうし、全員集合となると、あとは千秋楽だけだろう。
再編では、各チームの骨格は残すという意図はあるようだが、各チームとも、残留メンバーほど休演が多くなるのだから、そう上手くはいかない。AKBにおける劇場公演の重要度が下がってきている中で、今回の再編が劇場公演の空洞化をさらに加速させるような結果にならないことを願う。
冒頭からメンバーの涙を見せられた上に、全員集合のうれしさとチームK解散の悲しさとチームKの歴史の重さに打たれ、客席の雰囲気も己の心理状態も異様な状態な中で見ることになった今日の公演は、メンバーも、大事にしなければならない特別なものと認識しながら演じていることが伝わってきた。
K5をレギュラーとして支えてきたはるきゃんは、すっかりプロの研究生としての風格が備わって、K5公演に欠かせない存在になっている。それだけに、チーム再編が予定通りのスケジュールで実行されないことが明らかになった時点で、再編までの短い間であっても、はるきゃんをチームKの正式メンバーに昇格させる、うっちーをチームBの正式メンバーに昇格させる、という選択がなされなかったことは残念だ。今日はアンコールがチームKのメンバーコールで行われたが、しっかりとはるきゃんの名前が2番目にコールされたことが、彼女の耳に届いていればいいと思う。
優子たむは改めて見ると華奢だなーと思う。あの細い胴体と脚のどこに、人一倍機敏に大きく動くパワーが詰め込まれているのか不思議になる。前髪を短くして、余計に幼く見える面影の中に見える、眉をつり上げた笑顔の凶暴さはいつにも増してすさまじかった。
えれぴょんがひとりで劇場窓口に乗り込んで、オーディションへの参加を強訴したというのは聞いたことがあるエピソードだが、寸劇の台詞が事実なら、ランドセルを背負ったまま土下座までしていたのか。浮世で普通の学生として生活していく姿があまり想像できないえれぴょんには、人生のこの時期にAKBがあってよかったと思う。K5では好不調の波が激しかったえれぴょんだが、今日は晴れやかな自然な笑顔が出ていた。千秋楽までこの調子でいってくれるかな。
なっつみぃはチームK公演の皆勤がいよいよ見えてきた。劇場とチームKを明るく照らし出してきた彼女の笑顔も、最近ますます輝きを増してきている。外仕事で公演を休演するのは、再編後に頑張ってくれればいい。今は、病気も怪我も仕事もなく、残り少ないK公演に元気に出演を続けてもらいたい。
全員集合で特別な配慮もあるかと期待したが、結局年少メンは「RIVER」で時間切れ。千秋楽はさすがに時間切れにならないような開演時間にしてくるだろう。今日の公演は、早くも千秋楽かと錯覚させるような盛り上がりがあったが、実際の千秋楽ともなれば、更に異様な雰囲気になるはず。これまで千秋楽公演に入れた例がない己としては、今日も個人的千秋楽のつもりで目に焼き付けようと見てはいた。しかし、できることなら、チームKの歴史と共に3年7か月も続けてしまった劇場通いのひとつの集大成として、チームKの最後の輝きを、映像ではなく、生の現場で身体に染み込ませたいものだ。