~熱風の果て~

観劇の記録

AKB48(チームK)

【出演】石田晴香大島優子奥真奈美小野恵令奈河西智美倉持明日香小林香菜佐藤すみれ高城亜樹近野莉菜野呂佳代増田有華松井咲子松原夏海
ノンティの26歳の誕生祝公演。運動会で負傷した足首はだいぶ回復してきたようで、「エンドロール」にも久しぶりに出演していた。チームKでの最後の誕生祝ということに感傷的になりながらも、自分自身とAKBを客観的に見る目を決して失わない彼女らしく、チームKの行く末を気にかけながらも、SDNを盛り上げながら司会のできるバラエティタレントを目指すという新たな決意を披露してくれた。ノンティのあいさつを聞きながら、優子たむはじめ、ほとんどのメンバーが涙ぐんでいたのが印象的だった。U15組は誕生祝には参加できなかったが、仕事帰りのめーたんと梅ちゃんがハロウィングッズを身にまとって私服で緊急参加していた。
めーたんとノンティというタイプの異なる二人の年長メンがリーダーとしてもバランサーとしても機能してきたことがチームKの団結の完成に大きく貢献してきたことは間違いない。それだけに、二人のいない新チームがどのような形で完成されていくのか、そもそも完成という方向性が見えてくるのか、今は想像もできない。
悪いものを追い出すため、と称してノンティの二の腕を年の数だけ叩き続けようとする香菜・・・殺人祈祷師か!かわいそうなノンティの二の腕は真っ赤になってしまっていた。香菜の自己紹介は今日も新バージョンで、いまどき珍しい一本釣り系。果たして試行錯誤にゴールは見えるのだろうか。そんな香菜と示し合わせるかのように、なっつみぃまでいつもの「みんみんみん!」に加えて「つくしんぼ」とかやっていた。
佐江代役は萌乃たんではなく、己にとってはいちばんのレアキャラである高城さん。萌乃たんより出演曲は限られていたが、出た曲ではきちんと踊れていた。
アンコール1曲目は今日も「RIVER」。このままプログラムに組み込んでほしいと思うくらい、チームKに合った曲だ。珍しくちかりながセンターで目立つ位置にいることが多く、長いソロまであるのだが、彼女の高い歌唱力をはじめて意識することができた。完全にスイッチが切り替わって、文字通り目の色が変わる優子たむの足先から指先まで神経の行き届いたダンスや表情も素晴らしい。さすがに「RIVER」後は精根を使い果たしたかのようで、表情に疲労の影が見えることもあった。
その後のアンコールはやはり少人数になってしまった。柱の会ブログによると、まーちゃんが最後まで出たいと泣いてしまったことがあって、最後まで全員でできるように頑張ろうとチームで話し合ったらしいが、「RIVER」を演じた上でまーちゃんが最後まで出るのは至難の業だ。メンバーが自分の考えを語るならまだしも、セリフの形をとった運営ネタで笑いをとるだけの寸劇はいらないよな・・・
ともーみのK5はまさに全盛期到来と呼ぶのにふさわしい。ともーみの顔を見れば必ず幸せな気分にひたれるという、もはや己にとっては麻薬のような存在になっている。それでいて官能的なオーラも常に出ているのだからたまらない。
髪を短くして外ハネにしていた有華は、全体的に絞れてきたこととあわせて、イメージがかなりシャープになってきた。いつもは濃いメイクで強めのキャラに見えるときが多いのだが、今日はナチュラルな感じで、有華の明るさが素直に表情に反映されるような感じだった。「虫のバラード」はまだ表現が固まってこないが、才加の休演はこの先もあると思うので、どう演じていくのか楽しみだ。
梅ちゃん代役のうっちーは舞台稽古でお休み。AKB歌劇団はここに来て期待感が急激にアップしてきたので、うっちーの初舞台を見るべく、2公演分のチケットを購入。使用楽曲はベスト100の中間発表とは違って、シングルではなくステージ曲中心だし、主役には役者としての素質に個人的に注目している4人が配され、プロの役者も参加、となればGロッソに初めて足を踏み入れることをためらう理由はない。