~熱風の果て~

観劇の記録

AKB48(チームK)

【出演】秋元才加石田晴香梅田彩佳大島優子大堀恵奥真奈美小野恵令奈大家志津香河西智美倉持明日香小林香菜佐藤夏希近野莉菜野呂佳代松原夏海宮澤佐江
チームKの解散が近いということで、MCではチームKの歴史を振り返るというお題でオーディションの思い出話をしていた。今月くらいは立ち止まって振り返るのも悪くない。思い出話を聞いていると、「最下層アイドル」を読んでみたくなってきた。
お気に入りの横くしゅ髪を維持している優子たむは引き続き好調。「言い訳Maybe」のKバージョンは優子たむがセンターをほぼ独占している。これを見ると、やっぱり2位より1位をとってほしかった。「エンドロール」は、かつてチームKのツートップを形成していた、背格好の似た梅ちゃんとのコンビがいい。復帰後は洗練されたダンスへと方向転換した梅ちゃんの攻撃的なダンスの残像をこの曲からは感じることができる。
復活したえれぴょんは、「流れ星」では香菜をひとりで踊らせておいてパンチ2発というSバージョン。えれぴょんには、今くらいの髪の短さがいちばん似合う。ただ、えれぴょんは意外と環境の変化に弱いので、チーム再編後が少し心配ではある。
前髪ぱっつんのはるきゃんは危険な香りがぷんぷんする。特に「ファンレター」衣装の帽子と組み合わせると破壊力抜群だ。
「虫のバラード」の才加はますます良くなってきた。顔にも身体にも力が入りすぎて表面だけ丸焦げという感のあった数箇月前のパフォーマンスと比べると、今の才加の表現からは、とろ火で曲の芯まで火が通るような奥深さが感じられて、見ごたえがある。
今日は客席の盛り上がりがイマイチ、ということでノンティはやりにくそうにしていた。客層の変化も原因ではあるが、そもそもK5のセットリストは盛り上がるようにつくられていない。「後半戦も盛り上がっていきましょー!」で始まる曲が「フリしてマネして」というのは矛盾している。続く「海を渡れ!」はチームKフラッグが表現の幅を狭めてしまっていてやや窮屈なので、いちばん盛り上がる曲といえばその次の「街角のパーティ」ということになる。無責任な批判と過度のハッピー感の同居が苦手で、最初は4期オーディション会場の控え室で独り踊るしーちゃんを見たときのもっちぃのように「この曲だけは絶対に無理」と思っていたが、チームKの面々の曲に負けないハッピー感の発現のおかげで、今ではテンションの上げどころになっている。
今日はSDNのなちゅ氏が来ていたらしく、優子たむが「こりーっす」とやっていた。元ネタを見たことはないが、B公演でも「ちょりーっす」とかやっていたので、メンバーの間ではなちゅブームが起きているらしい。しかし、メンバーからSDNの話題が出るときは、ステージ上でもモバメでもなちゅ氏の話題ばかりで、他に人材はいないのかという疑問を持ってしまう。まぁ、なちゅ氏の人気に嫉妬しているだけなんだけど。