AKB48(チームA)
【出演】板野友美、大島麻衣、川崎希、北原里英、小嶋陽菜、小原春香、佐藤亜美菜、佐藤由加理、篠田麻里子、高城亜樹、高橋みなみ、中田ちさと、藤江れいな、前田敦子、峯岸みなみ、宮崎美穂2009チームAの初日は辛くも全員集合。たかみなベストポジションはいちばん最初に見た位置で間違いないのだが、簡単に行ける場所ではないのが難点。そんなこともあり、今日もきたりえを見ている時間の方が長かった。カゲアナから自己紹介MC、曲間MCを通して、きたりえは言葉を選びすぎて、たどたどしい日本語になってしまっている感じだった。曲中も含めてもう少しはっちゃけられれば、という気もするが、そこは言われなくても本人がもどかしく思っているところ。今年は各公演に引っ張り凧ということはなくなるはずなので、じっくりと成長していってくれるはず。
「恋愛禁止条例」は曲の出来もいいが、何とも贅沢なメンバー構成で、さすがは公演タイトル曲。「Bye Bye Bye」、「純愛のクレッシェンド」、「恋愛禁止条例」と、常にたかみなと同じ曲を演じてきているみゃおは、A5でも「長い光」をはじめ、たかみなを意識したような役割を与えられている部分が散見されるので、たかみなの後継者としての期待もかけられているのかもしれない。MCでも何気にいいコンビだし。
オーバーアクションで潤滑油になれるたかみなの存在もあって、オリジナルメンバーと途中加入組の間の壁は思っていたよりも低く、馴染んでいる印象を受けた。ただ、チームAもチームBも、チーム内での先輩後輩関係の窮屈さはどこかで解消すべきだろう。はじめて劇場に来たような人にとっては、誰が先輩でとか関係ない話だし、関係ない話の中での美徳は違和感しか与えない。それに、舞台の上では先輩も後輩もないという雰囲気がないと、つぎはぎのチーム制の中では伸びるものも伸びないし、AKBにとってもいい状態とは言えないだろう。