~熱風の果て~

観劇の記録

AKB48(チームA)

【出演】板野友美大島麻衣川崎希北原里英小嶋陽菜小原春香佐藤亜美菜佐藤由加理篠田麻里子高城亜樹高橋みなみ中田ちさと藤江れいな前田敦子峯岸みなみ宮崎美穂
1年納めの大晦日夜公演。チームA公演初観劇からハイペースで3回目。何事も初体験の後はこんなもの・・・?
K4より先にA5の全員集合公演を見ることになったが、本当の意味での全員集合は、16個目のピースがはまったとき。事実上はメンバーと言っても差し支えないポジションの春香たんが足止めを食っているのはよく分からないが、苦労した分だけ喜びも大きくなるはず。他方、MCで完成度の低さを競い合っていた数人のメンバーは、まだ泰平の眠りを貪っているかのようだった。
まいまいが出演すると、きたりえはタンバリンの曲から「ツンデレ」にシフトするのか。セリフパートは純朴な恥じらいを表現できるという点で、まいまいよりきたりえでしょう!「ツンデレ」は亜美菜のイタさがはまって、当たり役になっている。この曲ばかりは、きたりえでもうっちーでもなく、亜美菜を見ないと損したような気になってしまう不思議。きたりえがチームAのエースになるためには、何か当たり役がほしい。きたりえは決して器用貧乏ではないということを秋Pはまだ知らない。
「恋愛禁止条例」と「ツンデレ」は柱外に3人が固まる場面があるが、「クリスマスローズ」も、柱を上手く使っていると思う。柱外から見るときには、柱と舞台袖の間があたかも独立した舞台であるかのようなフォーメーションがあると高まるのだ。しかし「クリスマスローズ」の衣装は中盤で使ってほしかった・・・。「ひこうき雲」では、そろそろくるくるスカーフを買ってウーベバインしたくなってきた!
「あの頃のスニーカー」はAKBというよりは再結成チューリップの方が似合うような歌詞。こういうおじさん的な歌というのは今までなかったと思うので新鮮だ。
今年の劇場参戦は101回を数えて、意外にも過去3年間で最高の回数となった。しかし、AにもKにもBにもHにもRにも行って意識が拡散したこと、夜公演の当選率が低いこと、コンサートを敬遠したことなどもあり、劇場に足を運んだ回数の割には連続した物語を体験したという高揚感は乏しかった。AKBとしても、劇場よりメディア、偶然より必然、積み重ねより外連が勝った年だった。来年もこの流れは止めようがないだろう。