~熱風の果て~

観劇の記録

AKB48(チームB)

【出演】瓜屋茜多田愛佳大家志津香柏木由紀片山陽加佐伯美香早乙女美樹田名部生来仲川遥香仲谷明香野口玲菜平嶋夏海、松岡由紀、米沢瑠美渡辺麻友
今年最後となるチームB公演への参戦。さっしーと萌乃たんがお休み・・・締めの公演には出てほしかった。ジャンヌセンターはさっしーよりうりゃ、純情主義は萌乃たんよりなかやんが出る公演を見た回数の方が多いような気がする。
萌乃たん代役はしーちゃん。ほとんどの曲には出演していたので、来年の1月はうっちーよりも出る回数は多くなりそう。ステージに立てるうれしさにあふれているのがどの曲でもはっきり見えてしまうのが初々しいところではあるが、課題でもあるかな。
自己紹介MCで、ポムがポジティブになれたのはよねちゃんのおかげと言うのを聞いて、るみるみの涙。ポムだけでなく、チームBの汚れ役を買って出てくれているよねちゃんのことはメンバーは感謝してしかるべきだと思う。3期生からもうひとりくらいよねちゃんの後に続くようなキャラが出てくるとおもしろいと思うんだけど、今のところは、よねちゃんに負担がかかってしまっている。
前回の公演で転倒して心配させた美香ちぃは、幸い大事には至らず、今日はテーピングなしで「人魚」と「大声DM」以外はノンストップで出演。今日の公演に懸ける想いは十二分に伝わってきて、最後の挨拶からはけるときは涙ぐんでいるように見えた。
今年1年のAKBを振り返ると、個人的には美香ちぃに始まり美香ちぃに終わったと言える。
正月、前年夏の「ジュリエット」でのデビューからB2を経て、気になるようになってきてはいたが、どこか謎めいていて興味を惹かれるという程度だった。
1月、年明け早々に登録したモバメを通して伝わる心の豊かさや家庭的で女の子らしいところ、淋しがりでありながらも、強くまっすぐな心やシュールな感性を持っているところなど、当時ケガで休演していた美香ちぃに劇場で会うことがないままながら、すっかり好きなメンバーの仲間入りをしていた。
2月、昇格公演は雪の降る寒い日で、夜公演のボーダーを読み違えて見ることができなかったことは今でも悔やまれる。
3月、スタートしたパジャマドライブ公演では、「てもでも」への抜擢をはじめ重要なパートを任され、高校卒業と同時に順風に乗っかるかと思われた。
4月、「ワッショイB」での音声アクシデントの制圧に感銘を受けて美香ちぃにはじめて手紙を書いた。
5月、突然悪夢が訪れる。膝を脱臼してからは本来のパフォーマンスが発揮できずに苦難の連続だった。
6月、小さな不幸が弱っている美香ちぃを次々と襲い、モバメからは肉体的にも精神的に追い詰められている様子が容易に読み取れるようになってしまった。
7月、夏休みの3回公演という難関を前に迷いが見えたが、がむしゃらに突き進む道を選んだ美香ちぃの決心に対し、制止の言葉は見つからなかった。
8月、チームBが大きく揺れ動く中、美香ちぃの精神的支柱である西中の移籍が追い討ちをかけた。
9月、鼻腔からの大量出血で公演を休んだときは、大病ではないかと気をもんだ。
10月、自分を追い詰めすぎてAKBをやめることを考えていたのはこの頃のことだろうか。「大声ダイヤモンド」発売記念握手会では念願の初握手、その場で魔力にとりつかれて3週にわたって掌を重ねた。
11月、19歳の誕生日を迎えた美香ちぃは、ようやく立ち直り、前向きに腰と膝の療養に専念してくれることになって安心した。
12月、B3公演に復帰し、心無いスタッフから止められていた「ノンストップ美香ちぃ宣言」が復活した。
B4への助走で始まる2009年も、美香ちぃにとって平坦な道のりではないかもしれないし、MCや表現、人間関係の面でもまだまだ課題は多いが、目に見えて前進することができる1年になってほしいと思う。