~熱風の果て~

観劇の記録

AKB48(チームK)

【出演】秋元才加有馬優茄梅田彩佳大島優子大堀恵奥真奈美河西智美倉持明日香佐藤夏希成瀬理沙野呂佳代、早野薫、藤本紗羅増田有華松原夏海宮澤佐江
東京駅経由で劇場へ。五輪イベントに登場したのは、優子たむ、なっつみぃ、才加、もっちぃという豪華メンバー。日光に照らされる優子たむを見ることは滅多にないので新鮮だった。フリコピ能力が高いAKBヲタはけっこうTOKYO体操を踊れていた。
前髪ぱっつんの優子たむは、昼はストレート、おやつは少し波打たせた髪で登場。顔だけならサラよりよっぽど幼い。20歳を目前にしてこんないたいけな姿を見せてくれようとはうれしい誤算。ぱっつんだと、表現力の重要な源泉のひとつである変幻自在の右眉が隠れ気味になってしまうのが少しもったいない。それでも、曲の情景が浮かんでくるような表現を心がけているという優子たむの意図は十分に伝わってくる。見慣れた劇場の風景も、ひとたび優子たむの瞳に反射されると違った世界に見えてくるような気がするからすごい。ひまわり2ndが行われていたときは半年間会わなくても平気だったのに、今は3週間も会わないと禁断症状が表れてくるという優子ホリック状態なのも、チームKがあってこその症状だ。
相変わらず土日公演が少ないチームKだが、チーム状態としてはまさに最高。笑いと熱気に満ちた良質のエンターテイメントが繰り広げられているので、盲目的に身を委ねて何も問題はない。浅草寺を熱く語れる才加とか、「走れメロス」を暗誦できるかおりんとか、個性もまだまだ伸びてくるし、チームKはいまだに成長過程にある。金曜日に配信されたチームK公演自己紹介コーナーでの、かおりんの「はう〜、かっわいいよぉ〜、おっもちかえり〜」をヘビロテしすぎて頭から離れない・・・。やっぱりチームKの最終兵器はかおりんだな。一方、求道者の才加はもはや常人の域を超越するところまで到達しつつある。
ステージ上では「ムダーナには負けない!」とか「もちくら討ち取ったり!」とかライバル対決があちこちで繰り広げられているし、高めあいながらいい公演をつくり上げることができている。チームKのステージを素晴らしいと思うほど「大声ダイヤモンド」がどうでもよく思えてくるという逆説。
そろそろ香菜にバトンを返すことになりそうなありゃまは、梅ちゃんとの勝負にこだわるようになったりと欲が出てきたし、昼だけ出演のとみまゆも一日の残りを生活する体力が残っていないと語るくらいに全力を出し切ってくれた。現状、チームKがいちばん似合いそうな研究生はとみまゆだなー。アイドル的な人気を得るタイプではないので、昇格があるにしてもまだ先になりそうだけど。4期以降のメンバーでいちばんチームKが似合うのは何と言ってもきたりえなんだけどね。A5できたりえがチームAのエースとしてステージに立つまではきたりえをあきらめ切れない・・・