~熱風の果て~

観劇の記録

AKB48(チームK)

【出演】秋元才加梅田彩佳大島優子大堀恵奥真奈美小野恵令奈河西智美北原里英倉持明日香小林香菜佐藤夏希冨田麻友成瀬理沙野呂佳代、早野薫、松原夏海
前回劇場に足を運んでから1週間。研究生公演はメールを送るのは見送っていたら、アンコール事件とか。AKBの簡易組み立て式の「歴史」の一幕に立ち会うことはなくても、その場に居合わせなくてよかった。ファーストコンサートのゆりばらの時は怒りしか感じなかったが、今回、もしその場にいたらやり切れなさだけが残ったことだろう。ただ、この件で大きな収穫がひとつ。それは、萌乃たんからの一通のメール。お詫びと反省のメールが届くたび、「研究生はみんな純粋だから、素直に反省の弁が口に出ちゃうんだよな、こうやって誰かの思う壺に洗脳されちゃうんだよな」なんて思っていたら、萌乃たんからは意外な文章が届いた。件の公演でも全力を出し切って楽しんだから悔いはない、と胸を張って言える気の強さと矜持。彼女は間違いなく大物だ。
8月はチームK公演にできる限り参加するつもりでいるのだが、1日3公演というわけにはなかなかいかない。昼もおやつも定員割れにはならないし、やはり2年前よりも確実に人気は上がっている。
昼公演では、優子たむが「最終ベルが鳴る」で足をひねってしまい、アンコールの2曲を欠場。その動揺からか、自己紹介MCで、ステージ上で初めて栃木なまりが出てしまい、悔しがる姿がかわいかった。有華ほどとまでは言わなくても、地方出身者はときどきなまりが出る方が親しみがあっていいと思うけど。「メロス」では、優子たむがいないでひとりで戦うはめになったまーちゃんがフリが飛んでしまったとかで、最後はすっかり踊ることをあきらめてしまっていた。
かおりんも偏頭痛のため一部出演。最近は前髪が伸びてデコ出しにすることもあったかおりんが、久しぶりにパッツンに戻っていた。かおりんは、眉毛が見えるくらい短くパッツンしていてくれた方が表情が活き活きするので、出演曲では体調不良ぽくは見えなかった。「初恋泥棒」は笑顔のかおりんとまーちゃんと違って、えれぴょんがキョトンとした表情を貫くのも、彼女なりの解釈が見えておもしろい。
えれぴょんさくら水産派か。めーたんより居酒屋に詳しいえれぴょんが健全に育ってくれてよかった。えれぴょんは「ブラック柏木ちゃんが・・・」とゆきりんの話題を持ち出していたが、どうやらチームKのメンバーにはゆきりんのイメージカラーがブラックというのは浸透していなかったよう。きたりえが一生懸命首を横に振って、ゆきりん=腹黒を否定しようとしているのが微笑ましかった。
きたりえは、K2優子たむのように斜め上で髪を結んで登場。きたりえはますます瞳が輝いて気合十分で、表現力に磨きがかかっていた。ノンティもきたりえをチームを超えたライバルに認定していた。ヲタでありながら、体育会系で熱くなるタイプのきたりえはやっぱりチームKがしっくり来る。
「ジュエル」のバックダンサーでさっしーがいたような気がしたのに、中盤戦で出てこなかったのでどうしたのかと思ったら、さっしーに見えたのはありゃまだった。B公演になっちゃんの代役で出てきたときは一般人にしか見えなかったが、見た目はだんだんアイドルっぽくなってきた。とはいえ、ダンスの危なっかしさは現時点では石田ちやん以上。ラストの挨拶で後ろの回転扉に激突するありゃまを見て、衝動的にメールを登録してしまった。梅ちゃんがいよいよ全曲出演に向けて始動・・・というのはうれしい知らせだが、Kメンに愛されているさっしーがKで見られなくなるのは寂しい。梅ちゃんの始動は、さっしーのB公演へのフル出場を急ぐ余りの運営からの指示とか、無理をしているのでなければいいけど。
おやつ公演の16人姉妹は、オリンピックにちなんで、なっつみぃがホッケー、なっちが卓球、香菜が星野監督のユニフォームで登場。この曲も夜の蝶々同様にシーズン通して同じペースでやり続けるのも厳しいから、これからコスプレが導入されていくのだろうか。K4のユニット曲にK3B3のユニット並みのクオリティがあれば、間違いなく神公演なんだけどな。
足を痛めた優子たむは、おやつは休演かとも思ったが、持ち前の気力で全曲出演。似ている芸能人ネタで、優子たむは元Doll'sVox同僚の近野成美。ツーショットプリが双子に間違えられたくらいと言っていたが、うーん・・・似てるか?近野成美はすっかり大人ぽくなって、最近のポスターは印刷された名前を見るまで気がつかないくらいだったが、優子たむがいい意味で変わらないでいてくれるのは己にとっては嬉しい限り。