~熱風の果て~

観劇の記録

AKB48(チームB)

【出演】井上奈瑠浦野一美多田愛佳柏木由紀片山陽加菊地彩香佐伯美香早乙女美樹田名部生来仲川遥香仲谷明香野口玲菜平嶋夏海、松岡由紀、米沢瑠美渡辺麻友
「外れたら戻せばいい」と悲痛な決意で夏休みの3公演へのフル出場の道を選んだ美香ちぃは、一部出演のパターンが変わっていて、「キス損」と「水夫」はin、「ワッショイB」はout。ワッショイBのリフトは、美香ちぃの膝も、上に乗っかるなっちゃんも危険だったので、これでやや安心。しかし、ある種の悲壮感はどうしても拭い切れない。「48現象」のインタビューでのまいまいのように「踊れなくなってもいい、歩ければいい、痛みには慣れてるんですよワッハッハ!」と笑い飛ばすのは彼女の行き方ではないか。美香ちぃにも、まいまいにとってのあゆ姉のような存在がいてくれれば・・・。美香ちぃの本意ではないかもしれないが、様々なものを背負い込んだバックストーリーがユニットや中盤戦での鬼気迫る表現を際立たせてもいる。
BLTを、コスプレに釣られて1年以上ぶりに買ってしまった。けっこう、イメージや、実際にやっていたスポーツとリンクした衣装を身にまとったメンバーが多い。美香ちぃはビーチバレー。やっぱり同姓同名の選手とのシャレのつもりなんだろうなー。と言うか、佐伯美香がまだ現役でやっていたことを最近知って驚いた。さすがに最近の写真を見ると、当時の面影はかすかに偲ばれる程度になってしまっていて、10年以上前のユニチカ時代の可愛らしいお下げ髪とブルマ姿の記憶しかなかった己は軽くショックを受けてしまった。
メンバーにメールを返信するのが面倒くさい、暑さはおろし金で足や腕を叩くと解消できると発言してメンバーと客席からエーイングを受け、とみーからも八方美人ぶりを暴露されてしまっていたゆきりんは、研究生公演を見て大いに感じるところがあったようで、円陣のときからメンバーに気合を入れていた。その効果もあってか、今日のチームBの気合の入りようはかなりのものがあった。ゆきりんの斜め上で結んだポニーテールや、きくぢのツインテールは良く似合っていた。きくぢはやっぱりトモトモ路線よりは黒髪に戻してほしいなー。
研究生は、MCのレベルが相変わらず高い。さっしーは、大分弁を真似するはるきゃんに初めてアイドル的な萌えを感じて、3推しに昇格させたらしい。何気に研究生の間でリーダーシップを発揮しつつ正規メンの心もつかんでいるさっしーは、次代のAKBのキープレイヤーになっていきそうな予感がする。
なっちゃんの「自分がAKBのファンだったらあの子もこの子もってなると思う」というような発言に客席が納得するのを見て、ブワッと大泣きしたふりをしてなかやんに抱きつくらぶたんカワユス。まぁ、さっしーも「推しは増やすもの」と言っていることだし。そもそも劇場での頑張りが人気に反映されるためには、複数推しや推し変は歓迎されて然るべきなのだ。自分だけを推してほしいというメンバーの心理は分かるけど、なかなかそうもいかないもので。