~熱風の果て~

観劇の記録

AKB48(チームB)

【出演】井上奈瑠浦野一美多田愛佳柏木由紀片山陽加菊地彩香佐伯美香早乙女美樹田名部生来仲川遥香仲谷明香成瀬理沙野口玲菜、松岡由紀、米沢瑠美渡辺麻友
約2か月ぶりにチームB公演に参戦!前回の8月24日には、チームBのパフォーマンスに希望が感じられず、ステージが進むにつれて絶望的な気持ちになりながら、当分ひまわり組に専念しよう・・・ネガティブな気持ちで公演を見るのも、チームKの影を追いながら見るのも失礼だし、楽しくないのならば見なければいいだけ・・・なんて思っていた。
チームBのメンバーにとって、ファーストステージは、セットリストの先輩であるチームK、サポートメンバーとして直接の先輩である元チームAの3人と比べられて大変だったはず。子育てでは、きょうだいや友達と比べて叱るのがいちばん良くないと言われるが、そういう評価をされる宿命を負わせてしまったのは可哀想だった。
B公演のセットリストは一新されて、チームA2ndの「会いたかった」公演。劇場で見るのは初めてのセットリストなのでチームAの影がちらつくこともないし、ユニット構成もよくチェックしていなかったので、新鮮な気持ちで見られた。今日、己が会いたかったメンバーは、一貫してチームBイチオシのきくぢと、B1後半で急成長を見せた、たなみんの二人だった。きくぢはファースト前半での成長を見れば、セカンドでエースポジションを摑むのも、納得。推されポジションに飲まれずに、相変わらず余裕のなさそうな表情で一生懸命がんばっていた。8月の公演ではひときわ目立つパフォーマンスを見せながら、引き続き不遇のたなみんは腰使いが艶かしくなっていたな。
2か月も間が空くと、イメージが変わっているメンバーもいるとは思ったが、いちばん驚いたのが、前髪を下ろしてイメチェンした米ちゃん。最初は誰なのかよく分からないくらいだった。前髪派の己としては大歓迎!正直、ファーストでは視界に入ってこなかったが、今日はかなり注目してしまった。喋りも自然体になってきているし、「だけど・・・」の切なげな表情には引力があったし、楽しみな存在になってきた。
ゆきりんは、パッと見て「縮んだ!?」と感じた。よく見たら、きくぢが伸びているのと、ゆきりんが少し丸くなっていたせいだった。チームBから1人選抜を出すのならばゆきりんだよなー、とは思ってきたが、今日の彼女を見て、その思いは強くなった。以前はあった、少し気取ったようなところが消えて、気持ちも動きも表情もファースト時と比べると格段に研ぎ澄まされていた。アイドルオーラを尺度にすれば、チームBは、きくぢ、ゆきりんまゆゆのスリートップが妥当なんだろうな。
オーラといえば、助っ人で来ていたなるるもすごかった。普通、代役は緊張感がありありと見られるものなのに、全く気後れしたようなところもなく、堂々と演じ切っていた。彼女のいい意味での図太さは、チームBに欠けていたもののひとつだ。
己がヨメにしたいAKBメンバーランキングで堂々トップのなるっぺは、少しスッキリして、こちらもいい感じ。ファーストでは、彼女はおとなしすぎたけれど、今日のMCは積極的に絡んでいたし、何より「会いたかった」公演初見でロクに手拍子もしていなかった己を盛り上げようとしてくれたし・・・これは脳内かも。
そんなこんなわけで、久しぶりに見てみたら、チームBもしっかりと上昇軌道に入っていた。8月の公演ではひときわ目を引いた、たなみんの弾けるパワーが目立たなくなるくらいに、全体的にパワフルになっていたし、「桜の花びらたち」や「AKB48」も久しぶりに聴けて、MCは相変わらずだったけど、全体的には思った以上に満足の公演だった。セットリスト的には、テンポよく流れていく、聴き疲れのしないステージだった。ちなみにA2は推され公演と言われるけれど、DVDを見る限りでは、ステージに立っている時間の差は小さくても実際にはA3の方がよっぽど推され公演だと思う。
2個前のエントリーで

AKBのペースが遅いのならば、スパートをかけるメンバーが現れてもいい頃、誰が先陣を切るのだろうか。もしかしたら、猫田ミミ・・・

なんて書いていたら、本当に猫田ミミこと加弥乃が飛び出してしまった!集団に吸収されるよりは、このままスパートをかけるべきと、パーフィットを含めて判断したのだろうか。ステップアップのための卒業、というモデルケースになるといいな。