~熱風の果て~

観劇の記録

AKB48(チームK)

【出演】秋元才加、今井優、大島優子大堀恵奥真奈美小野恵令奈河西智美小林香菜佐藤夏希高田彩奈野呂佳代、早野薫、増田有華松原夏海宮澤佐江
ドンキ前に並ぶのはいつ以来?チームK公演を見るのは、脳パラ公演を見るのは、15人公演を見るのは、手紙を書くのは、優子たむに、かおりんに会うのは?
カフェに飾られた花を見るまで、今日、優ちゃんの22歳のお祝いが行われるとは知らなかった。ファーストは己は上手中心だったし、優ちゃんは下手中心でユニットもなく、ほとんど意識する機会がなかった。「青春ガールズ」が始まってしばらくしたある日、下手最前の柱脇に座ったら、実はそこは「ビーチサンダル」で優ちゃんが両手を広げてお出迎えをしてくれるポジションで、気がついたら己も思わず両手を差し出していた。この日を境にだんだん彼女を見るようになり、その後、劇団NYの結成、デコ出し優ちゃん、ドラマー優ちゃん、卒業発表、と注目度は高まっていったのだった。1年前に比べるといちばん美しくなったメンバーの一人だろう。
「友よ」から心揺さぶられ、アンコールまで幸せに酔い痴れる公演だった。公演間隔が開いたのがよかったのか、優子たむの声がベストに近い状態になっていて、ソロでも弱々しさが消えていた。本人は「太った」と言っていたけど、去年の夏が痩せすぎで、あれでは体調を崩すのも道理という感じだったので、体力的にもビジュアル的にも、今の方が断然望ましい。
メンバーからもサプライズ、ということで、「転がる石」が終わると同時に袖にはけためーたんとNなっちがケーキを運び込むまで、佐江が「めーたんきっと最後の曲と間違えちゃったんだよ」と芝居を打っておいて、お祝いがスタート。優ちゃんをチームKのみんなが取り囲む意匠の、メンバーがつくった工作物。写真やカードがいっぱいに詰まったアルバム。佐江お手製のチームK型クッキー。バースデーケーキ完成の共同作業。優ちゃんからのなっちやかおりんや優子たむやメンバーやファンに向けての感謝の言葉と決意。優ちゃんコール。才加と優ちゃんの肩組み。ともーみたむと優ちゃんのハートサイン。優ちゃんを加えての「やっぱチームKだな」。どれも素晴らしすぎた。劇場にいた誰もが幸せ者だよ。