~熱風の果て~

観劇の記録

AKBゴングショー(昼の部)

高田彩奈 腹筋背筋山手線
腹筋1回ごとに、秋葉原を起点に内回りで山手線の駅を1駅ずつ言っていく。腹筋と背筋で、それぞれ外回り、内回り。誰も考えつかないような荒業がいきなりキタ。案外難易度は高いんじゃない?ステージに寝転がって、声を絞り出すタカダの姿はシュールだった。
平嶋夏海 なわとび
愛用のなわとびで、二重跳びや後ろ二重跳び、ハヤブサなどを披露。特技といえばそうなんだろうけど、このステージでは苦しいな。この時点で、先行きが少し不安になってきた。
折井あゆみ佐藤由加理 中国独楽
2本の棒で回すコマ。中国まで行って修行してきたという二人が、コマをジャンプさせたり、パス交換を試みたりするが、審査員席の舞台責任者の目の前でコマを照明に当ててしまったり。練習のときのようには上手くいかなかったみたい。
奥真奈美 お菓子当てクイズ
目隠しをしたまーちゃんの口に、加弥乃がお菓子を詰め込んで、それが何かを当てるというもの。ゲテモノに近いものも混ざっていたみたいで、まーちゃんの目論見どおりには美味しい思いだけするわけにはいかなかった。
増田有華 大阪弁講座
つかみはともーみたむのモノマネ。トモのかわいいキャラにあこがれているとか。普段の低い声とは打って変わって、特徴と口癖をつかんでいた。その後は大阪弁トーク。最後は武道館で歌った「小池」大阪弁バージョンの台詞部分の一部を披露。青年館のステージから、観客が「巨乳」のセリフに敏感に反応したことが分かったらしい。
川崎希 YAWARA
黒帯道着で登場ののぞフィス。どう見ても弱そうなのだが、2年間習っていたとか。対するは、レスリング元世界8位!のNマネージャー。なかなか組まず、ダンスと化した後、ようやく組んだと思ったらのぞフィス逃亡。最後はのぞフィスの投げ技が決まって一本。ようやく会場が盛り上がってきた。
増山加弥乃 バイオリンのおけいこ
幼少の頃から習っていたというバイオリンを披露。曲は、「エーデルワイス」。小さいマリア?何年か触ってなかったということで、たどたどしい演奏ではあったが、大拍手が湧き起こった。
駒谷仁美 シャボン玉
アイドルソング?を歌いながら、合間をぬってシャボン玉を飛ばす。歌に弾けたパワーがなかったので、紅白歌合戦でのひぃピンクの破壊力を見せられた後では少し物足りなかった。1回も成功したことがないというカエルのシャボン玉製造機は不発に終わった。
大堀恵 アイドル評論
メガネをかけて登場。アイドル評論家として、女性アイドルを評論していくという試みだったが、外しぎみ。オイラもアイドルは詳しくないから、かでなれおんとか、ほしのあきと言われても名前は聞いたことはあっても顔知らないしで、??のまま終了。
■今井優・佐藤夏希 劇団NY
キーボードが用意されて、優ちゃんがその前に座ったので、単独で弾き語り?と思ったら、優ちゃんがキーボードを弾くDJに扮して、各地からの中継がスタート。出演はもちろんNなっち。札幌のオーイェ、春日部のしんちゃん、中国のレポーター、東尋坊の自殺現場、花輪さん、埼玉の小嶋陽菜・・・となっちのモノマネやNYの寸劇が炸裂して、劇場は大いに盛り上がった。
星野みちる Live!
自作曲を披露。生演奏ではなく、デモテープを使ってのカラオケだったが、そのデモテープが、ベースやシンセの音まで入ってけっこう本格的だった。「歌手志望って本当だったんですね」とは某審査員氏の評。
渡邊志穂 キーボード演奏
映画「タイタニック」の曲を演奏。なかなか聴きごたえのある演奏だった。
■早野薫 変な動き
「踊るポンポコリン」に合わせて、ダンスとは少し違う全身を使ってのインスピレーションの発現。何とも微笑ましい空気が流れた。

審査員は、舞台責任者氏、HGSS氏、東京1週間氏、カフェっ娘氏の4名。優勝者を決める投票は、劇団NY3票(「大江」1票を含む。)、川崎希1票で、順当に劇団NYの圧勝に終わった。普通にネタをやるだけでも十分優勝だったところに、架空番組というヒネリまで加えてきたのだから、当然の結果だった。
罰ゲーム行きの敗者を決める投票は、タカダ1票、あゆ姉・ゆかりん1票、めーたん1票、かおりん1票で、ジャンケンの結果、敗者はタカダに決定。罰ゲームがまた悪趣味で、コスプレでオーディションの時に歌った曲を披露するとか。着替えの間は、オーディション時のタカダの映像が流れる。タカダの選択はチアガール。吹っ切れて客席を乗せながら歌って、優勝者以上に美味しいところを持っていった形になった。
改めてパフォーマンス内容を振り返ると、劇団NYが居てくれてよかったという感じがする。冷静に考えると、お金をとってのステージとしては、かなり危険なレベルだったような気もするが、最後のタカダ祭りの余韻もあって、観客はおおむね満足そうに劇場を後にしていた。