~熱風の果て~

観劇の記録

AKB48(チームK)

【出演】秋元才加、今井優、梅田彩佳大島優子大堀恵河西智美小林香菜佐藤夏希高田彩奈野呂佳代、早野薫、増田有華松原夏海宮澤佐江
深夜の並びに参加した初日から数えて40回以上観戦してきたチームKセカンドステージも、個人的には今日で千秋楽になる可能性もある。振り返れば、全員がフルで参加できたステージが半分もなかったのは残念だったが、チームK初のオリジナルのセットリストとして、メンバーの個性が大いに発揮された楽しいシリーズだった。
今日から、週末の夜公演には「劇団NY」のレギュラー出演が決定!なっちと優ちゃんの実行力と演技力で勝ち取った成果だ。ユニットから外れて、セカンドのスタート時には苦しい状況のなっちだったが、今や天分を存分に発揮している。ウェルカムブックに「厳しいことを言われると伸びるタイプ」と書いてあったし、ユニットから外れたのは、なっちにとっては結果的によかったのかもしれない。
浴衣跡地では今日は「毒リンゴ」が演じられた。この曲も3箇月ぶりなので、個性的な前奏から気持ちが高まる。AKB編曲賞があるとすればこの曲だろう。最大の見せ場だと思うのが、振り返った時のみんなの表情。ファーストでは、この場面くらいしか婀娜な表情は見られなかったので、いつも楽しみだった。えれぴょんかおりんを見ていることが多かったのは始末に悪い。えれぴょんは白雪姫というよりは赤頭巾のイメージだけど。
「会いたかった」PVは、公演中に上映するにしても、あのタイミングは厳しい。「転がる石になれ」で極限まで心の弦のテンションが上がったところをプツンと切られたような感じになってしまう。選抜メンバーしか出ないPVの後に、主と従が残酷なまでに峻別される「シンデレラ」というのも、微妙に心に影を落とす。
PVに出てくる「那古船形駅」は、何年か前にサークルの鴨川合宿に行く途中に下車したことがあって、船形観音から眺めた海原の佳景が印象に残っているので、懐かしい気持ちになった。